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2011年8月 9日 (火)

黒木千波留「過ぎ去りし日の...」(2010)

Kuroki_cover

ピアノ・ソロは何を聴くか。

ジョージ・ウィンストンの「サマー」は昔から定番で、休日の朝に良く聴く。ジャケットの雰囲気そのままで、夏の晴れた日にぴったり。1991年の発売だから、もう20年前のCDだけれど、本当に色あせない音楽。

夜は、エディ・ヒギンズのソロ「スタンダード・バイ・リクエスト」。そんな経験も無いのに、ひとりバーでグラスを傾けているような妄想にトリップできる。エディ・ヒギンズが、2009年8月31日77歳で永眠する一年前、2008年8月に録音したスタンダード集。

そして、ブラッド・メルドーの「ライブ・イン・トーキョー」。ジャズ・ピアノの若き天才が、2003年に東京で行ったソロ公演のライブ盤。コンサートホールの静けさが、まるでキャンバスのようで、彼の右手と左手を使って色を降り注ぐような音の洪水。聴く度に、新鮮な音の出会いがある名盤。

さてそこで、このピアノが最近のヘビー・ローテーション。この数ヶ月、寝る前に聴き始めるが、何か懐かしい音色が続いて、数曲聴いただけで眠ってしまう。静かで心地よいピアノ。

黒木千波留さんは、1966年生まれのピアニスト・作編曲家。いろいろなミュージシャンのレコーディングに参加している。実は、ボサノバ歌手の吉田慶子さんが聴きたくて、探していたらこのディスクに辿り着いた。目当ての、吉田慶子さんの「サンバ・カンソン」というアルバムは、黒木千波留さんのピアノのだけをバックに歌ったもの。インディーズから出ていたようで、今は品切れのよう。iTunesでの配信が無いので、手に入らない。

この「過ぎ去りし日の。。。」にも、吉田慶子さんが3曲ボーカルで参加している。黒木千波留さんのオリジナルが4曲入っているが、ほとんどがフランスの映画音楽や挿入歌が並んでいる。全編シャンソンのムードだけれど、4曲目の「チリコンカン」はボサノバアレンジで、吉田慶子さんのささやくスキャットとピアノの掛け合いがすばらしい。6曲目のオリジナル「パストラル」は、そのまま映画音楽に使えそうな情景が浮かぶメロディー。ジャケットもいいなあ。

まだしばらくは、眠る時のピアノ・ソロ。


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