« 黒木千波留「過ぎ去りし日の...」(2010) | トップページ | Fourplay 「Let's Touch The Sky」(2010) »

2011年8月15日 (月)

Shakatak 「Across The World」(2011)

Across_the_world

シャカタクの「ナイト・バーズ」がヒットしたのは1982年、スムース・ジャズの原点の一曲かもしれない。
ジャズ・ファンクとか、フュージョン、もしくはクロスオーバーと呼ばれていた時代。とにかく「おしゃれ」な曲だった。疾走感あり、軽めのファンク・ビートで始まり、出てくるのがシングル・トーンの、アコースティック・ピアノ。エンディングに向かってのピアノのアドリブは、フェード・アウトが残念で、何度もリピートしたくなる曲だった。正当派のジャズ・ファンに言わせれば、「邪道」な曲。これはジャズではないと思っても、あのかっこよさに脱帽だった。1970年代のフュージョンは、ウェザー・レポートや、クルセイダーズのファンキーなビートと、エレクトリックなインター・プレイが主流だった。80年代のフィージョンは、よりコンテンポラリーな領域に向かい、今のスムース・ジャズに熟成していった。
あれ以来、シャカタクのメンバーは初期とほとんど変わらない。いままで発表したアルバムは50枚は下らない。今回の新作は、2年ぶりのオリジナル・アルバム。やっぱり、シャカタクだった。メンバーにボーカルがいるので、コーラス主体の曲が多いけれど、個人的には、ビル・シャープのピアノ・プレイ中心のインスト曲がお目当てだ。M−3「Waterfall」は、シンセのイントロに乗ってエレピが入ってくる。「クロスバー・イレブン」のオープニングにぴったり、のような曲。M−12「Trouble」は、ビルのアコースティック・ピアノが堪能できるバラード。こんな曲だけのソロ・アルバムを作ってほしい。M−8「Functional」は、タイトル通り、少しファンキーなピアノ・プレイが聴ける。
アルバム・タイトル、M−1「Across The World」は、コーラスも入るけれど、ピアノとギターのインター・プレイが印象的で、メロディアスな曲。やっぱり、また「ナイト・バーズ」が聴きたくなってしまう。

« 黒木千波留「過ぎ去りし日の...」(2010) | トップページ | Fourplay 「Let's Touch The Sky」(2010) »

グループ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

About This Blog

  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

2015 Top Recommend (click)

  • Bob Boldwin「MelloWonder」
  • Brian Simpson 「Out of a Dream」
  • Jonathan Fritzen 「Fritzenized」

2014 Top Recommend (click )

  • Greg Manning 「Dance With You」
  • Rick Braun 「Can You Feel It」
  • Michael Lington 「Soul Appeal」
  • Ed Barker 「Simple Truth」

2013 Top Recommend (click)

  • Jeff Golub 「Train Keeps a Rolling」
  • Oli Silk 「Razor Sharp Brit」
  • Patrick Yandall 「Soul Grind」
  • Boney James 「The Beat」

2012 Top Recommend (click)

  • Euge Groove 「House of Groove」
  • Paul Brown 「The Funky Joint」
  • Chris Standring 「Electric Wonderland」
  • Vincent Ingala 「Can't Stop Now」
  • Phil Denny 「Crossover」