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2011年12月 4日 (日)

Paul Brown & Marc Antoine 「Foreign Exchange」(2009)

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音源:iTunes Store
レーベル:Peak Records














マーク・アントワンとポール・ブラウンがコラボレーションをしたギター・デュエットのセッション・アルバム。マークがナイロンギター、ポールはエレクトリック・ギター。マーク・アントワンは、パリ出身のギタリストで、スパニッシュ・テイストのプレイが持ち味。ポール・ブラウンは、スムースジャズ界の売れっ子プロデューサー兼ギタリストで、ブラック・コンテンポラリーな曲作りが持ち味。スムースジャズ界最強の2人が組んだのだから悪いはずがない。
タイトル曲のM-4「Foreign Exchange」がまさにこのアルバムのコンセプトを代表する演奏。ミディアムなエイトビートに乗って、2人のギターのユニゾンで始まるウキウキする旋律と掛け合いの演奏が楽しい。全10曲を2人で共作して、どちらかが主役になるのではなく、お互いがイーブンのコラボレーション。マークのナイロンギターは、フラメンコのテクニックなのかダイナミックなビートを刻んで、ポールのエレキに負けない。ポールのエレキは、時にジョージ・ベンソンを思わせるソフトでメローなプレイ。お互いのアンサンブルは、まるでボーカルのデュエットを聴いているようで、一体感のある演奏は壮快。
ジョージ・ベンソンとアール・クルーのディエット・アルバム「Collaboration」(1987)を思い出す。この「Foreign Exchange」は、あのベンソンとクルーへのオマージュなのかもしれない。ベンソンとクルーのアルバムは、名作だけれど、ベンソンがやっぱり役者が上だった。このマークとポールのアルバムは、お互いが公平に「会話」をしている。パート2を作ってくれないかな。

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