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2012年3月 3日 (土)

Rob Tardik 「B.E.L.L.(Balance. Energy. Laughter. Love)」(2011)

Rob

音源:iTunes Store
レーベル:Guitardik

カナダ出身のギタリスト、ロブ・ターディックの新作。1曲目「East Meets Wes」は、ポール・ブラウンとのデュエットで、いかにものポール・ブラウン節の曲。タイトルのWESは、ウエス・モンゴメリーにかけて、二人がオクターブ奏法を掛け合う、なかなかキャッチーな曲。でも、このアルバムの良さは、2曲めから。聴き返すと、ポール・ブラウンとの1曲目が唐突と感じるほど。アルバム・タイトルのコンセプト、バランス良く元気で明るさと愛の讃歌という感じの、ポップでスムースな好盤。意図的なマイナー曲も無く、ミディアムテンポのアコースティックギターが中心で、リラックスした曲と演奏が並んでいる。M-4「Shakin' the House」は、サックスのダーレン・ラーンをフューチャーした曲で、ポール・ブラウンとの1曲に劣らずヒットポテンシャルの高い佳曲。M-7「La Buena Vida」では、フラメンコスタイルで弾きまくる。テクニックをひけらかすようなプレイでなく、うきうきする感じが楽しくなる。ちなみに、ジャケットにも映っている彼のギター。カナダのゴダン(Godin)というギターで、アル・ディ・メオラやパコ・デ・ルシアなど弾くアーティストが多い人気のギター。最後のM-12「Corazon Contento」もフラメンコ調の曲で、ギターとオルガンとケイジャンドラムのトリオで演奏するじわっとしみる良い演奏。ボーカル入りが2曲(M-2「The Right Time」、M-5「When It Comes to Lovin' You」)あって、これがなかなかいい。ボーカリストは南アフリカ出身のフランソワ・マルダーという人。声質や歌い方が、ちょっとジェイミー・カラムのようで、ブルースっぽくジャージーに歌うスタイル。特に、M-5はボサノバ風AORという感じのコンテンポラリーな曲。この2曲の歌声で初めて知ったが、これから注目したいシンガー。


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