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2012年5月28日 (月)

Grady Nichols 「Destinations」(2012)

グラディ・ニコルスのニューアルバム。ファンキーな一曲目の「London Baby」から始まる全12曲は、アダルトオリエンテッドなポップ・ロックなアルバムだ。音作りというかオーケストレーションが緻密で、ウェルプロディースされているというか、クオリティの高いスムースジャズアルバムだ。

1曲目のファンキーなバイブレーションに匹敵するのが、M−3「You Know Me」で、あのシカゴのビル・チャップリンが客演していて、サウンドがイーグルスの「One of These Nights」のような、黒いウェストコースト・ロックっぽいメロディーとビートが印象的な曲。フロントで吹きまくるニコルスのサックスがしぶい。

M-11「You With Me」はベストトラック。アーバンなメロディーを吹くニコルスのサックスはめいっぱいメローだし、最後に出てくるジェフ・ローバーのアコースティックピアノのアドリブがジャージーな佳曲。ニコルスのサックスは、どこかデイビッド・サンボーンを感じるところがあるけれど、M-10「Coming Home」のミディアムバラードが盛り上がる楽曲では、誰かに似ていようが、いいプレイだなと伝わってくるんだから、これはグッドミュージックなんだ。

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