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2012年6月18日 (月)

Gary Honor 「Heads & Tales」(2012)

最近お気に入りのヘビーローテションのアルバム。コンテンポラリーでポップだし、骨太なジャズのバイブレーションも感じる、本流のスムースジャズアルバム。

ゲリー・オナーはオーストラリア出身のサックスマン。彼は過去にマイナーから何枚かソロアルバムを出しているようだが、これはメジャーのトリピン・リズム・レコードと契約しての第1作。13の楽曲がどれもキャッチーで粒揃い。サウンドのプロダクションも、ブラスを中心としたアレンジが厚めで疾走感がある。

ゲリーは、サックスとフルートを吹くが、フレーズはAORのボーカリストのようなトーンで透明感があって心地よい。曲とプロデュースの共作は、同じレーベルのキーボード奏者のオイル・シルク。オイルの幾つかのアルバムセッションに、ゲリーはサポートアーティストとして参加している。このゲリーのアルバムのポップス的なところとか、フュージョン的なアレンジは、オイルのカラーだろう。

タイトルチューンM-1「Heads & Tales」は、リードメロディーがキャッチーで、ゲリーのサックスが歌っているようなアダルトオリエンテッドチューン。オイルのアコースティックピアノで始まるM-10「Leave Behind Tomorrow」は、スウィートバラード。ゲリーの「泣き」のフレーズがぐぐっとくる。

M-12「Cor Blimey」は、ブラスアンサンブルがヒップに疾走して、フロントで吹きまくるオイルのスピード感がたまらない。M-4「Southern Exposure」は、フルートのフレーズがヒーリングなミディアムバラード。ラストのM-13「Dreamweaver」は、全編を貫くフルートの躍動的なインプロビゼーションが感動もので、ジャズマンの本領発揮というところか。これから注目のアーティスト。

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