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2012年7月22日 (日)

Gabriel Mark Hasselbach「Kissed By the Sun」(2012)

Gabrielガブリエル・マーク・ハッセルバッハは、コンテンポラリージャズのトランぺッターで、1981年ソロデビューというから30年近いキャリアの持ち主だ。カナダのスムースジャズ大賞とでもいう、「カナディアン・スムース・ジャズ・アワーズ」の2011年度で、トランペット奏者としての優秀賞「インストルメントタリスト・オブ・ザ・イヤー」と、前作の「Told Ya So」が年間優秀アルバム賞の「アルバム・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている。(下記がその時のステージビデオ。ポール・ブラウンと共演している。)というわけで、彼はカナダのスムースジャズ界ではかなり期待の人なのだ。そしてこのアルバムが期待の新作。非常にソリッドというか、骨太のフュージョンジャズのビート感があふれるアルバムだ。客演のアーティストが、まずジェフ・ローバーだから、あの疾走感溢れるエレピにからむトランペットの音がイメージできる。M-10「No One Like You」は、ジェフのあのエレピとガブリエルのミュートがユニゾンでからむイントロにぞくぞくするし、中盤のミュートを外したアドリブと、アコースティックピアノのやりとりがたまらない。同じストレートフュージョンのバイブレーションは、M-1「King James」、M-8「Starpixie」や、ガブリエルがピッコロフルートを吹くM-5「UnReal Blue」でも変わらないスピード感が心地いい。一方、コンテンポラリーでアダルトオリエンテッドな佳曲もあって、これもいい。カナダのギタリスト、ロッド・ターディックが客演したM-7「It's Real」や、ミディアムバラードのM-3「Kindness」はメランコリックなトランペットプレイが秀逸だ。トランペットのミュートプレイはやっぱりバラードだな、というのがM-9「Ready When You Are」。タイトル曲M-6「Kissed By The Sun」は、アーバンなムードたっぷりの佳曲で、ファンキーなリズムパターンをバックに、ガブリエルのトランペットプレイが堪能できるベストトラック。

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