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2012年8月25日 (土)

Jeff Kashiwa 「Let It Ride」(2012)

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ジェフ・カシワの最新ソロアルバム。2009年の前作「Back In the Day」はShanachieレーベルからだったが、今回は、それ以前アルバムを出していた古巣レーベル、Native Language Musicに復帰しての作品だ。ジェフの作品は、まず自作曲がポップなメロディーの佳曲揃いで、サックス奏者としても、その音色はメローで、メロディアスでスムースなアドリブプレイが魅力だ。今回のアルバム、全10曲プラスボーナストラック1曲、すべて佳曲揃いで、ファンの期待は裏切らない。けれども、今までとは違うムードが漂っているアルバム。今までの路線のトラックに加えて、スピリチュアルなアプローチの曲が入っているからかもしれない。チャック・ローブが客演するM-2「Stomp」は、ジェフが吹くソプラノサックスの主旋律とアドリブはどこか無国籍風。M-8「One More Day」は、ピアノにデビッド・ベノア、ギターはラス・フリーマンが参加した、ニュー・ミュージック風で、タイトルに込められた何か思いが伝わるような美しい旋律のバラード。スパイロ・ジャイラのキーボード奏者トム・シューマン参加のM-10「Sundance」は、そのまま「スパイロ風」の自然讃歌な佳曲。ボーナストラックのM-11「Blue Child」は、アルバムの中でも、一番、スピリチュアルなトラックだ。ゆったりしたリズムに、メローに歌うジェフのサックスがヒーリング効果たっぷり。一方、M-1「Let It Ride」、M-3「The Name Game」、M-4「Up」、ファンキーなM-6「Hot Tin Roof」、M-7「When Will I Know?」、のアーバンポップな曲は、今までの都会的なジェフのサックスが聴けて、個人的には好み。ポップな路線のジェフはやっぱり5スターのスムースジャズプレイヤーだと思うのだけれど、次回作はぜひ思い切りポップな路線を期待。ジェフがフロントサックス奏者をしている「ザ・リッピングトンズ」の新作も近いうちにリリースされるので、こちらも大期待。後は、ジェフと、スティーブ・コール、キム・ウオーターズ3人のファンキーなサックスプロジェクト「ザ・サックス・パック」の新作が聴きたい!


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