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2012年8月 5日 (日)

Phil Denny 「Crossover」(2012)

Phil_dennyフィル・デニーというサックス・プレイヤーの、フルアルバムのデビュー作品だ。過去にシングルを2曲出していて、「Sway Back」というシングルは、なかなか佳曲であったので、注目していた。プロデュースはネイト・ハラシム。ネイトは、キーボード奏者であり、最近はプロデュースに注目作が多い。ダーレン・ラーンの最新作「Speechless」も、ネイトがプロデュース参加した作品。ダーレンに比べると、フィルのサックスは、ミドルトーンがやわらかで、クセの無いところが特徴だ。ネイトのサウンドプロダクションは、ヒットのつぼを押さえて、どの曲もキャッチーで、アーバンなムードたっぷり。M-1「Traffic Jam」は、ミディアムテンポから少しヒップなサビになると、フィルのサックスがスイングして疾走するのが、曲タイトルを連想する佳曲。タイトル曲M-7「Crossover」はベストトラック。フィルのサックスは、この演奏で一番光っているし、ミディアムトーンで重なりあうサックスのダビングアレンジがかっこいい。M-8「When We Were Friends」は、ミディアムバラード。打ち込みっぽいアレンジのフロントで、熱くならず歌うようなフィルのサックストーンがいい。M-5「Push」は、キャッチーなメロディーを奏でるフィスのサックスと、中盤に出てくるネイトのアコピのアドリブが印象的な曲。都会的なバイブレーションが全10曲連続する正当派スムースなアルバム。聴きやすさではヘビロテ保証できる好盤。4つ★かな。この人は今後注目。

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