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2012年9月15日 (土)

Jonathan Fritzén 「Magical」(2012)

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大期待の、ジョナサン・フリッツエンのニューレコーディング。前作のタイトル曲「Diamonds」や、シングルの「Fiday Night」もそうだったけれど、8ビートに乗せて哀愁的なメロディでスイングするピアノがこの人の持ち味。コード展開や、「さび」メロも、まあ似通っているけれど、なぜかその「歌謡曲風」な「のり」のピアノプレイが飽きない。この新作でも、その路線は期待通り。「Magical」は、ボニー・ジェイムスのサックスと絡んで、思いっきりスウィートな出来上がりだし、「To the Top」は、ヴィンセント・インガラのサックスとユニゾンする十八番のダンシングチューン。「Electric」や「Turn Back Time」は、客演無し、ピアノ中心の「安心できる」ポップチューン。この新作がちょっといままでと違うのは、対照的なチルアウトなナンバーが多いからかもしれない。営業的な理由なのか、「Can't Get You Out of My Mind」や、「Nordic Night」、「Nostalgia」は、ヒーリングムードなチルアウトナンバーで、ポール・ハードキャッスルの影響を感じてしまう。どこかブライアン・カルバートソンの新作「Dreams」とカブっている雰囲気もする。むしろ、「Lullaby」や、ポールブラウンが客演した「Sweet Spot」のような、バラードでもブラコン風な料理のほうがこの人らしい。スムースジャズ系のピアニストと言えば、ブライアン・シンプソンやグレッグ・カルーカスが大御所。(この二人、早く新作出してほしい。)ジョナサン・フリッツエンは間違いなく、ブライアンやグレッグの王道を引き継いでいる新世代のスムースジャズピアニストだ。

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