Eight 02 「Drive」(2012)
新生フュージョン・バンド、エイト02の5曲入りミニアルバム。硬派な音のフュージョン・アンサンブルが心地いい。ギター、ドラム、キーボード、サックスの4ピースバンド。メンバーの2人(ドラム、サックス)は、80年代のフュージョンバンド「キリマンジャロ」のメンバー。方やの2人(ギター、キーボード)は、90年代にデビューした「ピクチャー・ディス」というフュージョンバンドのメンバー。残念ながらいずれのバンドの音源を聴いた事がなかったのだけれど、インターネットで漁った情報によれば、パットメセニー、スペシャルEFX、イエロージャケッツ当りの影響受けたバンドらしい。というわけで、この新作の音も、イエロージャケッツを思い起こすビート感があって、フレッシュなフュージョンサウンドが嬉しい。1曲目の「Chocolate Amber」は、先のピクシャー・ディスの2007年同名アルバムに入っていた曲の再演ので、2曲目の「Tell It」も、「Tell It Like It Is」とタイトルされている同アルバムからの再演。パーカッションとベースのサポートが入ったキレのいいリズムセクション。耳障りの良い美メロディは聴けないけれど、フュージョンジャズのキャリア十分なメンバーが繰り出すアンサンブルは、聴けば聴くほど味が増す。次回のフルアルバムを期待。
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