« Carl Stanley 「A Beautiful Thing」(2012) | トップページ | 独断で選んだ2012年のベスト盤 »

2012年12月30日 (日)

Lee Ritenour 「Rhythm Sessions」(2012)

Lritrms リー・リトナーも、60才。ジェントルソウツ(デイブ・グルーシン、ハービー・メイソン、パトリース・ラッシェン、アーニー・ワッツ、アンソニー・ジャクソン、スティーブ・フォアマン)を率いたキャプテンフィンガースも還暦。彼の登場は、フュージョンの夜明けに颯爽と現れた騎士ような感じだったし、少年のような風貌でギブソンから繰り出される洗練された旋律はなにしろかっこよかった。ダイレクトカッティングで制作された「Gentle Thoughts」(1977)は、思えば、フュージョンから今のスムースジャズを超越するような名盤だった。それから35年を経たこの新作は、円熟を増し、バチュオーゾの域に達したリーのプレイが堪能できる。「リズムセッション」を固めるゲストがすごい。チック・コリア、ジョージ・デューク、スタンリー・クラーク、デイブ・グルーシン、パトリース・ラッシェン、マーカス・ミラー、ピーター・アースキン、等々、フュージョン界のオールスター。どの曲のインタープレイもスリリングで、うなってしまう。異色だがヘビロテなトラックが「Maybe Tomorrow」。南アフリカ出身の歌手ジャマジョビの歌声にガツンとくる。この曲のオリジナルはUKのロックバンド「ステレオフォニックス」の曲。リーはインタビューで、彼女の歌声を「催眠術」と形容している。確かに、魔力のように惹かれてしまう。もちろんギタープレイも。なお、ビデオに映っている女性ベーシストは、タル・ウィケンフィルドという人で、ジェフ・ベックやチック・コリアと共演して注目されている。若干26才の「うわさ」のベーシスト。

|

« Carl Stanley 「A Beautiful Thing」(2012) | トップページ | 独断で選んだ2012年のベスト盤 »