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2013年1月 5日 (土)

James Saxsmo Gates 「Gates Wide Open」(2013)

1曲目「This Day Belongs to Me」は、スムースでコンテンポラリーなトラック。サックスはスウィートで、グローバー・ワシントン・ジュニアか、と思わせて始まるジェイム・サックスモ・ゲイツの3枚目のソロアルバム。

ジェイムスは、アートブレイキー、ジェフ・ローバー、ラリー・カールトンなど共演経験があり、ジャズのテクニックは本格派。ノース・カロライナ・セントラル大学(NCCU)で、ジャズ研究で学士を取っている。そのあたりは、このアルバム13曲目で、チックコリアの「Spain」を、NCUUの学友とビックバンドのジャズアレンジで証明してくれる。

とは言え、彼のサックスは、さらに情熱的で、ソウルフルでリズム・アンド・ブルースな骨太の音色が魅力。先行してシングルで出した「Detailed」もそんな魅力のトラックだったけれど、マイケル・ジャクソンの「Unbreakable」(「Invincible」の1曲)のカバーも、マイケルのボーカルに負けずヒップなサックスがソウルフルなベストトラック。

「Remember the Time」や、「Hannah's Bag」は、ビートに乗ってスイングするサックスブロウが熱くてスカッとする。「Rebirth」は、ブラスセクションをバックに、ジャズスタイルのアドリブは疾走感が鳥肌もので、フェイドアウトするのが残念。

バラード「I Cry Out for You」は2分ほどの小品で、ソフトなサックスの後ろに、子供の笑い声がSEで入る、癒されるトラック。スムースジャズに留まらず、ダイナミックなサックスミュージックが魅力の作品。もう、今年のベストの1枚の候補かな。

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