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2013年3月30日 (土)

Craig Sharmat 「Bleu Horizons」(2013)

Blue

ニューヨーク出身のクレイグ・シャーマットは、テレビ、映画、コマーシャルの作編曲を多く手がけて、ギタリストとしても過去に2枚のソロアルバムを出している。この新作は、コンセプトアルバムで、世界の幾つかの都市をめぐる風景をテーマにしている。良くありそうなテーマで、ミュージックアーティストなら取り組みたくなるテーマなのかな。とは言え、クレイグのこの新作は、10秒程度のSEを挟んで、各地を回る仕立てになっていて、オーケストレーションが豊かで、映像のサントラを思わせるアプローチと、コンテンポラリージャズのミクスチャーが楽しい。マンハッタンのストリートの音をひろって「旅」は始まる。エイトビートのブラスセクションに、スチール弦のギターがファンキーな「Manhattan Morning」。テイクオフのジェット音が聴こえて、次はパリ。先行シングルで、スムースジャズチャートにも上がっていた「A Day in Paris」は、ジプシーなマヌーシュバンドの音がパリをスケッチ。シングルだけあって、この曲のクレイグのマヌーシュスタイルの早弾きパッセージが光っているリーディングトラック。続くのは、タブラの音が聴こえて向かうのはインドのムンバイ。「Munbai Mojo」は、スチールギターでシタールのような旋律を展開する。一風変わっているけれど、シタールの「ものまね」では無いギターのグルーブが感じられる佳曲。カーニバルのSEをはさんで、続くのはリオをテーマにした3曲。「Sol E Oceano」は、ソフトなエレキギターがほっとするバラード。アメリカと題されたSEに続く「Open Plains」は最後の曲で、ダイナミックなオーケストレーションでエンディングを迎える。ゲストプレイヤーは、リック・ブラウン、ピーター・ホワイト、グレッグ・マニングなど、豪華な音をサポートしている。クレイグは、「Comfort Zone」というスムースジャズバンドにも参加している。まだ聴いていないけれど、最近「SideWays」というアルバムをリリースしているので、そちらも注目したい。

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