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2013年3月24日 (日)

Drew Davidsen「True Drew」(2013)

True

自ら、「シックス・ストリング・キング(6弦王)」と名乗るギタリスト、ドゥリュウ・デビッドソン。彼のこの新作を聴いて、こんなすごいギタリストだったとは驚き。「6弦王」と名乗るのに拍手を送りたい。楽曲良し、録音よし、演奏よし、の3拍子揃ったアルバム。彼自身、これが5枚目の作品で、自己ベストに違いないはず。彼の弾くギターは、カルビンというメーカーのギターで、スティーブ・オリバーなど信奉者多数の人気のギター。このアルバムでも、ドゥリュウはエレキ、ナイロン、セミアコなど多数の音色を駆使して、すごくクリアで抜けのいい音を披露している。「Hi5」、「95 South」、「Sweet Spot」「Do Right」の4曲は、重量感あるれるリズム隊のビートに、疾走する彼のギターにガツんとやられるハイライトチューン。いずれも、サビのオクターブと、シングルトーンのパッセージがなにしろかっこいい。「Im Into You」なんて、エコーを効かせたギターとコーラスがユニゾンする、ブラコン調のメロディーにうるっとくる。「Double or Nothin'」、「All Night and Forever」、「Give Me Your Heart」は、ゲストのボビー・ライルやボブ・ボールドウィンらのピアノと、絡むドゥリュウのギターも、たっぷりなスウィートソウル。エリック・クラプトンの「Change the World」のカバーも出色のトラック。なんとゴスペルのリズムに、サビはオクターブ奏ギター。この曲は、ブルースだったのかと再認識。「All Creatures」は、ジョナサン・クローン(ドゥリュウのギター技術者らしい)という人との、アコギデュオの演奏で、これがすごい。スムースジャズではないけれど、どこか牧歌的でシンプルなメロディーを奏でるアコギは、ペンタングルのジョン・レンボーンとバート・ヤンシュのような、イギリスのトラッドの臭いもする。もしかしてオープンチューニングかな?今年のスムースジャズアルバムの間違いなくベスト級の一枚。

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