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2013年3月10日 (日)

Tim Cunnigham 「Reflection」(2011)

Timcunningham

ティム・カニングハム、初めて聴いたのだが、結構キャリアの長いサックス・プレイヤー。1996年にアトランティックレコードから「Right Turn Only」をリリースしてソロデビュー。このアルバムは、今となってみるとすごい顔ぶれで、ボビー・ライル(ピアノ)、ブライアン・カルバートソン(キーボード)、ウィル・ダウニング(ボーカル)、ティム・ガント(キーボード)など、ビッグネームが参加している。アルバム自体は廃盤のようで、iTunesにもAmazonのMP3ストアにも無かった。なんとなく、隠れた名盤の臭いがするのだが・・・。その後、ティムは5枚のアルバムを出しているので、安定した支持を受けているプレイヤーのようだ。そして、このアルバムのプロデューサーは、ダーロン・ステュワードという人で、デビュー作の「Right Turn Only」のプロデュースをしていた。ということで、15年ぶりのリユニオンの作品ということらしい。アルバムの内容のほうは、R&Bのスウィートメロディーを吹くティムのサックスは、グローバー・ワシントン・ジュニアを思わせる。「Love Is a Gift」と「Speak to Me」は、スウィート・ソウルなバラードで、いずれもソプラノ・サックスを吹いている。曲調にもピッタリで、この人はアルトよりソプラノのほうがいいなあ。テナーも吹いている「R.W.Fifty Seven」「So Right」では、R&Bメロディーが耳に残るし、アドリブもクール。題名どおりファンキーな「L.Y.Funky」や、「Driveway Friday」、フィラデルフィアソウルのような「Famous 58」は、ちょっと典型的だけど、R&Bタイプの佳曲。全12曲、特にこれだというトラックは無いけれど、曲はいずれもスウィートメロディーだし、ティムのサックスが堪能できる演奏。プロデューサーのダーロンがベース、ギター、キーボードを演っていて、プログラムされたリズムセクションが、ちょっと機械的で単調なのが残念。リアルなバンドのバイブレーションで聴きたかった。この作品の後に、ライブアルバム「Tim Cunningham Live」(2012)を出しているので、きっと打って変わってグルーブなノリのライブだろう。今度聴いてみたい。

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