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2013年6月22日 (土)

Ronny Smith 「Can't Stop Now」(2013)

Cantstopnowcvrwebギタリスト、ロニー・スミスの新作。とにかく全曲、スゥイングというかシャッフルというか、生きのいいギターが弾けていて、かっこいい。彼のギタースタイルは、「ジョージ・ベンソン」フォローワー。でも、「てらい」など無くて、胸をはって「ベンソン風」に弾きまくるから、聴いているこちらも、固いこと無しに、ただただ彼のスウィングに酔わされてしまう。全10曲、最後の2曲、M9「Valentine」と、M10「Popped Off」は、複管ブラスが入る演奏で、M9はソウルバラード、M10はホーンセクションとオルガンがフューチャーされたR&Bセッションのような演奏で、他曲とはちょっと「味」が異なっていて、悪くないけれど他曲の良さにおよばない。M1からM8は、コンテンポラリーでキャッチーな佳曲揃い。オープニングのM1「Lift Off」は、つかみのあるメロディーと、パッセージにチョーキング、コードストローク、混ぜ混ぜの縦横無尽なギタープレイが壮快で、おっ、このアルバム行けてるなあ、と期待が膨らむ演奏。アルバムタイトル曲のM5「Can't Stop Now」は、疾走するギターにガツンとやられる。M4「A Spyro Spin」と、M8「Brown Town」は、ベストな2曲。どちらもウエストコースト風の「青空の下で乾燥系」メロディー(勝手なネーミングです)がきもちいいし、ギターは「ベンソン節」が一番炸裂する演奏。ベンソンの、いわゆる「機関車風コードストローク奏法」(これも勝手に名付けてます。和音をちょっとスライドさせる「あれ」です。)が、随所に出てくるところがにくい。ロニー・スミスは、「Long Time Comin」(2001)、「Laid Back」(2002)、「Got Groove」(2005)、「Simply Stated」(2007)、「Just Groovin」(2009)、とコンスタントに作品をリリースしている。この新作は壮快なスムースジャズギターアルバムとしてイチオシな一枚。

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