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2013年10月 6日 (日)

Steve Cole「Pulse」(2013)

Pulse

スティーブ・コールは、シカゴ出身のサックス奏者。1998年にデビュー以来、6枚のソロアルバムを出しているキャリアの長いプレイヤー。ボニー・ジェイムスとデイヴ・コーズは、今やスムーズジャズ界のスターと言っていいほどのサックス奏者だが、このスティーブ・コールも引けを取らない実力者だ。スティーブは主にテナーを吹く人で、時にゴリゴリした骨太な音色が魅力。先の2人のポップなサウンドに比べて、スティーブは本格派という感じで、デイヴィッド・サンボーンを思わせるようなところもある。この新作は、デイヴィッド・マンをプロデューサーに迎えて、ソウルフルなグルーブに、スティーブのテナーがファンキーで、なかなか熱いブローも聴かせてくれる作品だ。詳細は分からないのだが、このアルバムの全10曲は、スティーブとデビッドの共作が中心のようで、デイヴィッド・マンもサックスで参加して、スティーブ・コールとの2管でファンキーなグルーブを作っている。ジャケットデザインからして、ストレートなフュージョン・ジャズを思わせるのだが、M1「Pulse」はまさにそんな感じの演奏。ファンキーなビートに、突き抜けるようなスティーブのサックスが壮快なハイライト曲。M10「Believe」は、一番ファンキーな曲。ブラス・セクションをバックに、スティーブの一番熱いブローが聴ける。スティーブ・コールは、ジェフ・カシワ、キム・ウオーターズの3人サックス奏者で、The Sax Pack というトリオを組んで、2枚の作品を出している。2009年から作品を出していないので、今度はぜひ復活の作品が聴きたい。(The Sax Packは、2012年のツアーから、キム・ウオーターズに替わって、マーカス・アンダーソンが参加している。ホーム・ページでも、すでに、キム・ウオーターズの名前が消えて、マーカス・アンダーソンに替わっているので、次の新作は近いかも知れない。)

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