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2013年11月30日 (土)

Theresa Grayson 「Live2Love」(2013)

スムーズ・ジャズを聴く楽しみのひとつは、カバー曲だ。どんな曲を取り上げるかで、アーティストのセンスが計れて面白いし、クールな演奏ならなおさらそのアーティストの評価が上がる。

サックス奏者テレサ・グレイソンのセカンド・アルバムは、おなじみのポップス・カバー曲がなかなかいい。M2「Locked Out of Heaven」(ブルーノ・マーズ)、M3「Sarah Smile」(ホール&オーツ)、M4「Smooth Operator」(シャーデー)、M5「Tonight (Best You Ever Had)」(ジョン・レジェンド)、M6「Moves Like Jaggar」(マルーン5)、M7「Natural Woman」(アレサ・フランクリン)、M12「It Never Rains in Southern California」(アルバート・ハモンド)、いずれもちょっとベタな選曲だけれど、テレサのサックスはクールだし、サウンドはソウルムードたっぷりのスムーズジャズだ。「Smooth Operator」では、テレサ自身も唄っている。この人は、ピーター・ホワイト、マリオン・メドウズ、ジョー・サンプルといったスター級のアーティストと共演しているそうだ。

このアルバム全12曲はカバー曲以外もいいのだけれど、彼女のファースト・アルバム「It’s All About You」(2010)収録済の5曲が、そのまま再録されているのが、ちょっとがっかり。上記のカバー曲7曲は新録のようだ。

M1「More Pressure」は、キャッチーなスムーズジャズチューンで、オリジナル曲のようだが、この曲もファーストに入っていた「Pressure」という曲と同じ曲。サックスは、クールでファンキーな味のあるプレイヤーなので、次はオリジナルの新録でアルバムを作って欲しいなあ。

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