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2013年12月24日 (火)

2013年のベスト3+1

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Soul

Sharp

Golub

今年、2013年に聴いたアルバムから、独断と偏見で選んだ、ベストな3枚。

① ボニー・ジェイムス「The Beat」は、ポップス作品としても、文句無しの完成度の高い作品。曲といい、アレンジといい、今年、最高にコンテンポラリーなアルバム。リック・ブラウンのトランペットと、ボニーのサックスが、熱くチェイスする「Batucada」は、何度でもリピートしていたいベスト・トラック。

② パトリック・ヤンダルの「Soul Grind」は、音良し、曲良し、演奏良し、3拍子揃った完成度の高いアルバム。カバー数曲も演っているけれど、彼の自作曲が、どの曲もキャッチーで素晴らしい。どこか、80年代を思わせるファンキーなアレンジメントと、パトリックのギター・プレイは、シンプル・トーンを多用したスムーズな演奏。

③ オリ・シルクの「Razor Sharp Brit」は、近未来へ向かう進行形のコンテンポラリー・ジャズの秀作。単にスムーズなだけではない、オリのピアノの、知的で、アーバンなアドリブにはうっとりする。

次点は、ジェフ・ゴラブの「Train Keeps a Rolling」。ジェフが、オルガン奏者ブライアン・オーガーを迎えて作り上げた、壮快なグルーヴが感動的。リズム&ブルースやロックのフォーマットに乗って、ギターとオルガンを中心にしたインタープレイが素晴らしい。トラブルを乗り越えて弾きまくるゴラブの情熱がビンビン伝わってくる。

その他、今年も、すばらしい作品の数々に出会えた。ジェフ・ローバー・フュージョンの「Hacienda」と、スパイロ・ジャイラの「The Rhinebeck Sessions」は、どちらも緊張感あふれるインタープレイがすばらしい演奏で、「フュージョンは死なず」と証明してくれた。BWBの「Human Nature」と、デイブ・コーズ&フレンズの「Summer Horns」は、ブラス・セクションの楽しさが堪能できた秀作。ブライアン・シンプソンの「Just What You Need」、ナジーの「The Morning After」や、キム・ウオーターズの「My Loves」、アール・クルーの「Handpicked」、等々、ベテラン・アーティストの作品は、品質保証間違い無し、のさすがの作品が嬉しかった。

そして今回は、リンクを貼っている「Sound of The Breeze」と、ベストを発表し合う共同企画を行いました。「Sound of The Breeze」は、ヒット・ポップスからスムーズ・ジャズまで、ほとんど毎日更新される、幅広い音楽の話題満載のサイト。マスターである『洋楽のソムリエ』さんの、音楽への造詣と愛情には脱帽。その『ソムリエさん』の選んだ、今年のスムーズ・ジャズのベスト・セレクションです。

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洋楽のソムリエが選んだBest Smooth Jazz Album 3+1 in 2013

Twenty

Brian_simpson

Golub Dream_lg

1位『Twenty』Bob Baldwin H.ハンコックの「カメレオン」をカバーした「Chameleon 3000」一曲だけ で1位の価値あり。毎回カバー作で見せるボールドウィンの天才的手腕は、 今回も健在だ。 「Ain’t Nobody Got Time Fo’ Dat」で彼が見せた ”時代性” にも脱帽!「Your Love’s Alive」は” The Most Beautiful Tune in 2013” 。

2位『Just What You Need』Brian Simpson 「これぞスムーズ・ジャズ!」という一枚だ。シンプソンは、「都会的でメランコリックな旋律」というスタイルを完全に自分のものにした。「A Love Like This」では、グレッグ・カルーカスのお株を奪うほど。「イパネマの娘」ではデイヴ・コズをフィーチャー。他の客演陣も、派手ではないが実力派ぞろいだ。そんなゲストの選び方や配置も見事。

3位『Train Keeps A Rolling』Jeff Golb ジェフ・ゴルブと、今回一緒に制作をしているオルガニスト、ブライアン・オーガーとのケミストリーは完璧。アルバムとしての深みが生まれた。かといって重くなったわけではなく、全体的なトーンはむしろ軽快だ。聴いているうち心地よいグルーヴに包まれる。また、「How Long」をクリストファー・クロスに唄わせたほか、魅力あるヴォーカル作品が収録されているため、AORファンにも楽しめる出来になっている。

+1『DreamWeaver』George Duke 今年八月に67歳で没した彼の遺作。ここ数作には、ヴァイタリティを感じず裏切られていた。ところが、このアルバムの力強さと切れはどうだ! まるで、「最後の力を振り絞り、命を削って作った」かの様。先だった妻に奉げた「Missing You」は涙なくして聴けまい。「Jazzmatazz」は全盛期を髣髴とさせる。「Change The World」は、彼が音楽に託した遺言であろう。

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  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
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