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2014年3月16日 (日)

Chris Standring 「Don't Talk, Dance」(2014)

Dtd

クリス・スタンドリングの前作「Electric Wonderland」は、メローなフェンダーと、プログラム系だけれどラウンジ風のスロウ・ビートがかっこいい作品だった。そんな前作が進化したようなこの新作は、ほぼ全曲がラウンジ風のダンスビートに貫かれて、ボイスやコーラスもプログラムされて、コンピューターゲームのようなピコピコ音やミニマルなリズム・パターンが、未来的だけれど、なんだか、いつか聴いたようなデジャヴも感じる魅力的な作品。スタンドリングのギターは、オンリー・ワンのスタイルで、いつものメローなフェンダーの音で紡ぐパッセージは、浮遊感たっぷり、ファンキーで、ヒップで、かっこいいんだな、これが。冒頭の3曲、M1「Sky High」、M2「Inside Outside」、M3「Sneakin’ Out the Front Door」への流れは、このアルバムのハイライトで、プログラム・ビートはラウンジ・ダンスで、スタンドリングのギターやオルガン、ホーン・セクションもやっぱりヨーロッパ的、ヒップなスムーズ・ジャズが味わえる。「Sneakin’ Out the Front Door」でフューチャーされている、ヴォイス・エフェクターを使ったつくりが、70年代だか80年代を思わせて、どこか古くて新しい。M5「Soul Symphony」や、M7「Crazy Born Baizy」、M12「Scatterfunk」の、ヒップ・ホップ的なエレクトリック・ダンス・ビートにどこか、「ダフト・パンク」のヒットの影響を感じたのは考え過ぎかな。エレキ・フェンダーだけでなくて、スタンドリングの弾くアコースティック・ギターも魅力的だが、今作ではM13「Nothing Lasts Forever」の1曲で、エレキと交互に、演奏しているだけなのが、物足らずちょっと残念。

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