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2014年4月27日 (日)

Michael Lington 「Soul Appeal」(2014)

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マイケル・リントンの新作は、タイトルに偽りなし、リズム&ブルースでソウルなスピリットが炸裂して、ワクワクさせてくれる秀作だ。前作「Pure」(2012)も、ファンキーなサウンドに、マイケルらしい強烈なブロウのサックスが魅力的な、硬派の作品だった。その作品でも、リズム&ブルースの下地を感じさせる演奏だったけれど、この新作は際立ったまさにR&Bな演奏。前作と異なって、1発録りのような演奏と録音は、ライブ的なノリが伝わってリアルな臨場感。マイケルは、デイブ・コーズや、ボニー・ジェイムスの路線のフォロワーと評されるけれど、この新作で、彼の個性はリズム&ブルースなんだという「アピール」の作品。冒頭のM1「Soul Appeal」、M2「Taking Off」、M3「Uptown Groove」は、メンフィス・ソウル連続弾のような、怒濤の3曲。ノリノリのビートに乗ってパワフルに吹きまくるマイケルのサックスにガツンガツンだ。M6「In the Pocket」は、R&Bサックス奏者キング・カーティスの作品で、60年代のファンキーなR&Bのスタイルのホットな演奏、つまりは、キング・カーティスこそマイケルのヒーローで、これがこの作品のテーマなのだろう。M10「Memphis Soul Stew」も、キング・カーティスの作品、60年代の「濃い〜」ソウル・サウンドのヴァイブレーションで、マイケルのサックスが一番炸裂するトラック。方や、バラードでの、マイケルのサックスは、「泣き」のフレーズにもブルーズなソウルを感じる。M5「Manhattan Nights」のミディアム・スロー・バラード、とピアノ・バラードのM11「Follow Your Heart」は、どちらも、美しい。M4「Gonna Love You Tonite」は、ボーカル曲で、唄っているのはソウル・シンガーのケニー・ラティモア。このトラックだけは、AORのようなムードも感じるアーバンな曲。ケニーのソフトな唄声に絡むマイケルのサックスのフレージングが、シャープでかっこいい。今年のベスト候補に入れたい一枚。

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