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2014年7月20日 (日)

Greg Manning 「Dance With You」(2014)

Gregmanning

今年、アース、ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトが、新たにレコード会社として新生させたのがカリンバ・ミュージック。そのレーベルと契約した初めてのアーティストが、スイス出身のキーボード奏者グレッグ・マニング。過去にソロ・アルバム「The Calling」(2010)を出している。2作目となる、カリンバからのこのフル・アルバムは、アーバンなヴァイブレーションに満ちた、素晴らしい作品だ。アタック感たっぷりのドラムスと、炸裂するチョッパー・ベースのリズム・セクションに、そこかしこにEW&Fを感じるホーン・セクション。エクゼクティヴ・プロデューサーがモーリス・ホワイトだから、やっぱり影響なのかな。でも、マニングのキーボード演奏や、サウンド・デザインは、ダンス・ビートをベースにしたゴージャス感もあり、ジャズのスピリットも伝わるアダルトなコンテンポラリー・ミュージック。新生カリンバのサウンド・カラーを方向付ける象徴的な作品になっている。M2「Phenix Rise!」のホーン・セクションは、まさにEW&F的で、からむアコースティック・ピアノのスウィング感が素晴らしい。先行してリリースされていたシングル3曲は、いずれもキャッチーなダンス・ビートが共通なヒット・チューンで、このアルバムのハイライト。M5「Groove Me」(ポール・ブラウンがミックスしたシングルより長いロング・バージョン)のゲストは、エラン・トロットマンで。M6「Cruisin’ Down The Road」は、ヴィンセント・インガラ。M9「Dance With You」は、ミンディ・エイベアと。それぞれ、注目のサックス奏者を配して、多彩なサウンド・アレンジを聴かせてくれる。M10「Wayman」は、マニングのちょっとゴスペルっぽい技巧的ピアノ・プレイが聴きもの。(この同曲は、「The Calling」にも入っていた曲の再演。)個人的にググッと来たのが、M11「Look Up」。リードを奏でるクロマチック・ハーモニカがハートフルで美しい。ハーモニカ奏者はクレジットが無いので、分からないけれど、前作でも参加していたパトリック・ベティソンという人かな。マニングの演奏者として、サウンド・デザイナーとして、素晴らしい才能を体験できる、これは、イチオシの作品。

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