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2014年8月 9日 (土)

Eric Essix 「The Isley Sessions」(2014)

Ericessix

ギタリスト、エリック・エシックスは、キャリア25年、20枚のソロ・アルバムを発表している、ベテラン・アーティスト。自己のインディー・レーベル「Essential Records」から、ほぼ毎年のようにコンスタントにアルバムをリリースしていて、 スムーズ・ジャズのチャート・インでも見かけることがあったけれど、失礼ながら、聞き逃していた。この新作は、アイズレー・ブラザースの曲をカバーしたバラード集。初めてエシックスのギターを聴いたけれど、これは素晴らしい作品。企画ものということもあるけれど、彼のギターに、ピアノ、ベース、ドラムスだけの最小ユニットのアンプラグドな演奏。オーバーダビングほとんど無しの、ライブな演奏は、全曲バラードということもあり、メローな音の世界が美しい。エシックスのギターがもちろん主役で、セミアコで奏でるレイド・バックした、ささやくようなパッセージには、うっとりしてしまう。ピアノのコード・バッキングや、ドラムスのブラシやスティック・プレイ、控えめなベースなど、ジャズ・コンボのオーソドックスなバラード演奏のフォーマットで、演る曲がアイズレー・ブラザースの名曲だから、これは極上のバラード・アルバム。9曲の、アイズレー・ブラザースのオリジナル・アルバム名は、下記の通り。

M1「Hello It’s Me」は、トッド・ラングレンの曲を、アイズレー・ブラザースがカバーした曲で、アルバムは「Live It Up」(1974)。
M2「For the Love of You」は、「The Heat Is On」(1975)からの曲。ちなみに、ロビー・デュプリーが「Arc of a Romance」で歌っていたカバーもよかった。これは、個人的ベスト・トラック。
M3「(At Your Best) You Are Love」は、アルバム「Harvest for the World」(1976)から。
M4「Footsteps in the Dark」は、「Go For Your Guns」(1977)からの曲。ボーカル入りのカバー演奏。
M5「Make Me Say It Again Girl」は、「The Heat Is On」(1975)。
M6「I Once Had Your Love (And I Can’t Let Go)」は、「Grand Slam」(1981)。
M7「Let Me Down Easy」は、「Harvest for the World」(1976)。
M8「Caravan of Love」は、同名アルバム(1985)。ボーカル入りの演奏で、この曲だけはビートを効かせた演奏。
M9「Voyage to Atlantis」は、「Go for Your Guns」(1977)。
M10「It’s Only Me」は、アイズレー・ブラザースの曲ではないようだ。エシックスのオリジナルかな。

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