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2014年8月 5日 (火)

Matt Marshak 「Lifestyle」(2014)

Marshak

ニューヨークのギタリスト、マット・マーシャックの新作は、キーボード、ドラムス、ベースを従えた小編成バンドのライブ演奏のような生き生きとした作品。実際に、複数のスタジオでライブ録音されたようで、ほとんどオーバーダビング無しの、リアルなバイブレーションに溢れるコンテンポラリー・ジャズの秀作。2011年の「Urban Folktales」は、メローでクールなマーシャックのギターと、レイドバックしたサウンドが魅力のなかなかの好盤で、個人的な色褪せないフェバリットな一枚。その次作の、「Colors of Me」(2012)は未聴だったけれど、あのクールなマーシャックのギターがまた聴きたくて、この新作は手を伸ばしてみた。期待を裏切らず、なかなかの作品。「Urban Folktales」のようなテーマ性のある作品ではないけれど、佳作の曲がメリハリ良く並んで、楽しいライブを聴いているようだ。冒頭の3曲、M1「Lifestyle」、M2「Dreamin’ in Dubai」、M3「Last Exit」は、いずれも「Urban Folktales」路線のクールな曲で、タイトなバンド・アンサンブルがマーシャックのギターを引き立てて心地いい。新機軸は、ヒット・ポップスの典型的なコード進行を使ったようなM6「One Happy Guy」や、アコースティック・ギターで奏でるこれまた明るい讃歌タイプのM5「Mandela」だろう。マーシャックは、ジョージ・ベンソン、ラリー・カールトン、リー・リトナーなどなど、フュージョン系のギタリストから影響を受けている直系のギタリスト。ソリッドでストレートなサウンドやパッセージ・プレイも、てらいの無いスタイルが、商業的でなくて、なんか純な感じがしていいなあ。ラストの曲、M9「I’ve Been Down」は、まさにライブを締めくくるようなバラードで、エコーを効かせて時折チョーキングを入れるブルージーなギターは、うーん、沁みますねえ。

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