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2014年8月23日 (土)

Paul Brown 「Truth B Told」(2014)

Truthbtold

ポール・ブラウンの7枚目の新作。スムーズ・ジャズ・ファンとしては、新作が出る度に聴かなくてはならない「マスト」アーティスト。彼自身のソロ作品に限らず、最近は、プロデュース業やゲスト・プレイヤーとしても大活躍なので、彼が関わった「ポール・ブラウン・サウンド」が最近はそこかしこで聴けるという感じ。それでも、彼のクールなギブソン・ギターの演奏や、メロー・サウンドに、飽きることなく惹かれてしまう。この新作は、今まで以上に洗練された「ポール・ブラウン・サウンド」の傑作。いつも、メジャーなゲスト・プレイヤーとの共演が注目だが、今回も期待通りのアーティストが参加している。 ダーレン・ラーン、ナジー、リチャード・エリオット、ユージ・グルーヴ、デイヴ・コーズ、ラリー・カールトン、という顔ぶれで、それぞれお互いに共演などで親交があるとしても豪華な面子。当然かもしれないが、ゲスト・プレイヤーと共演している楽曲は、完成度が高くて、ブラウンのギター・プレイも光っている。そして今回は、ポップな楽曲が多いところが、ポール・ブラウンらしくていい。この人のアルバムの楽曲構成は、どうも3パターンあって、ポップな楽曲と、彼自身のボーカル曲と、それと、ギター奏者として彼が固執したいスタイルなのかな、ブルース寄りの楽曲。ブルース・スタイルの曲は、M10「Purple Shoes」で、共演しているラリー・カールトンとのギター・バトルが聴きもの。彼が歌うボーカル曲は、M4「Love N Trust」で、ウェンディ・モートンとのデュエット。これはモートンの上手さもあって、なかなかにいい。今までのブラウンのボーカル曲ではベストかな。他のポップな楽曲は粒ぞろい。ベスト・ソングは、ユージ・グルーヴがゲストのM7「Stay Sly」。メローでファンキーな楽曲で、ブラウンのギターも、ブルージーだけれど、カラッとクールなところがにくい。M1「Sunrise On Sunset」も、ゲスト・プレイヤーはいないけれど、コンテンポラリーな楽曲で、メローでクールなブラウンのギターにググッときてしまう。ちなみに、この曲のベース演奏はすばらしい。メロディアスなフレージングのサポート・プレイに、耳を傾けてしまう。ベーシストは誰だろう。11曲目に、ボーナス・トラックとして「Better Late Than Never」が入っている。シカゴ・ブルース・タイプの楽曲で、まあ、文字通りボーナスという感じ。なぜか、この11曲目、iTunesでは配信されていないのでご注意を。

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