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2014年9月 8日 (月)

Greg Chambers 「Can't Help Myself」(2014)

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サックス奏者、グレッグ・チェンバースの新作。前作「After Hours」は、7曲のミニ・アルバムだったけれど、なかなか質の高い楽曲と演奏のいい作品だった。さて、この新作は、ネイト・ハラシムがプロデュースした11曲フル・サイズ・アルバム。好みの分かれるところだけれど、ハラシムの手腕で、なんだか優等生的にまとまり過ぎた感じ。ハラシムのサウンド・プロダクションは、プログラミングのオーバー・ダビングが特徴で、それがグルーヴを感じるかどうかで好き嫌いの分かれるところ。M1「Can’t Help Myself」は、ハラシム流のスムーズ・ジャズ・チューンで、グッド・ソングだけどググッとは来ない。M2「In The Moment」は、ベーシストのジュリアン・バーンが参加して、彼のベースのおかげでヴァイブレーションが光っている演奏。M4「Off The Cuff」は、ハラシムとチェンバースの共作で、ギターのニルスとハラシム自身が演奏に参加しているグルーヴィーな演奏で、この曲もちょっとグッとくる。それ以外の曲も完成度は高いけれど、感情移入できないのはどうしてかな。前作で、「Human Nature」を自己のバンドで演っていたような、荒削りだけれど、緊張感のあるような演奏が無いのかなあ。M7「It’s On」では、ポール・ブラウンが参加しているけれど、このブラウンの演奏はレイジーな感じで、これは意図的なのか、それとも中途半端なのか、なんだかバイブレーションが感じられない。前作のポール・ブラウンが参加した曲「In the Pocket」の方が何倍も良かった。という訳で、グレッグ・チェンバースを聴くなら前作のほうがオススメ。

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