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2014年10月 5日 (日)

John Tropea 「Gotcha Rhythm Right Here」(2014)

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ちょっと、ガツンとくるフュージョンでも聴きたいなと思っていたら、ありました。それも、70年代のフュージョン・ファンならご存知、ジョン・トロペイの新作。ジョン・トロペイといえば、ニューヨークのセッション・ギタリストで、70/80年代のデオダートや、デビッド・サンボーン、ラロ・シフリンのアルバムや、ランディ・ブレッカー、リチャード・ティー、スティーヴ・ガッド、デイヴィッド・スピノザといった名うてのセッション・ミュージシャン達と同時期の活躍が記憶に残るギタリスト。ポップス系のセッションにも多数参加していて、ポール・サイモンの「Still Crazy After All These Years」の「50 Ways To Leave Your Love」で聴けるジョン・トロペイのギターは名演。ちなみに、ジョン・トロペイは「Tropea 10 The Time Is Right」(2007)というソロ・アルバムで同曲をインストで再演している。オリジナルにほぼ忠実なアレンジ、包み込むようなイントロや、ビート・インしてからのファンキーなギターは必聴ものです。さて、この新作はその「Tropea 10〜」以来7年振りの作品。レコーディング・メンバーは、スティーヴ・ガッド、ウィル・リー、ルー・マリー、ランディ・ブレッカーなど、フュージョン・ファンなら狂喜乱舞しそうな面子。プロデュースとオーケストレーションをトロペイと共にまとめているのは、キーボード奏者のクリス・パルメイロ。ホーン・セクションは攻撃的で、疾走するトロペイのギター・パッセージは、色なら極彩色と言っていいほどカラフル。タイトル曲のM12「Gotcha Rhythm Right Here, Pt.2」はもちろん、M2「Black Eyed G’s」、M3「Sould Surfin’」、M4「7th Avenue South」と続く、パワフルでキックな速射砲さながらのグルーヴには卒倒しそうだ。M6「Always in My Heart」は一転超メローなギターで、パット・メセニー的だけど、なんのことはない、メセニーがトロペイ的だと証明できる美しい演奏。M8「Bikini Beach」は、掘り出し物の曲で、70年代のクロスオーバーのような、キャッチーでポップなインスト。知らずにFMの番組で流れたら、身を乗り出しそうなグッド・ソング。御年70才近くという、ジョン・トロペイ。スムーズ・ジャズなんて目を向けず、フュージョン一筋のスタイルに脱帽。

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