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2015年1月 1日 (木)

David Petrosyan 「Good Morning Love」(2014)

デイビッド・ペトロシアンは、アルメニア共和国出身で米国へ移民したサックス奏者。過去に「My World of Love」という作品があって、この新作が2枚目。ケニーGかなと思わせるサックスと、サウンドがロマンティックなムードにあふれた作品。ペトロシアンのサックス以外のクレジットは分からないけれど、ワンマンの音作りなのかもしれない。

内容を紹介するには、イージー・リスニングと呼ぶのが分かりやすい。M1「Inner Whisper」のイントロのサックスを聴いたら、まったりしたケニーGか思って、ちょっと軟派なムード・ミュージックかと、敬遠するリスナーもいるだろう。でも、曲の後半に聴けるアタックのあるサックス・プレイを聴くと、ただの軟派なミュージックではない。イージー・リスニングだけれど、なかなかの深みのあるサウンドとメロディーの佳作が並んでいて、少しボリュームを上げて聴くと魅力が倍増する好盤。

M8「Good Morning Love」はハイライト曲で、ちょっと甘すぎの美しいメロディーが印象的で、サックスの音色が耳に残る。いずれの曲も、アコースティック・ピアノや、ギター、ボイスなど多彩な音がサックスをバックアップする、なかなか緻密なサウンド構成。だけれど、さりげなく、流れるような音が心地良い。イージー・リスニングでも、聴き込みに価する良い作品。

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