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2015年1月29日 (木)

Gabriel Mark Hasselbach 「Open Invitation」(2014)

Gabriel

カナダのトランペット奏者、ガブリエル・マーク・ハッセルバッハの、前作「Kissed By the Sun」(2012)に続く、新作。今作は、硬派なコンテンポラリー・ジャズの秀作。題名に銘打ったように、多くのゲスト・アーティストを「招待」しての演奏。参加したアーティストのクレジットを見るだけで、ワクワクしてしまう。こうやって多彩なゲストを迎えての企画は良くあるけれど、オールスター的な顔ぶれのセッションだけというのもありがち。でも、この作品の素晴らしさは太鼓判。曲毎のゲストは、以下の通り。

1.Count Me In (アダム・ローリック)
4. Init 2 Winit ( ダミアン・ウオルシュ)
6. Lovelight (Dee & Brittani Cole)
7. Let’s Do This Thang ( Olaf deShield)
8. Let It Slide ( ボブ・ミンツアー)
9. Aurora Borealis (ロック・ヘンドリックス)
10. Carte Blanche ( Cory Weeds )
M1のギターはアダム・ローリックという人、カナダで活躍するギタリスト兼サックス奏者。ガブリエルのトランペットとユニゾンや、さりげないオクターブなど、派手ではないけれど枯れた感じのフレーズがなかなかいい。グレッグ・マニング参加のM2は、キャッチーなテーマのハイライト曲。マニングのアコースティック・ピアノとガブリエルの交互のからみがクールだし、ガブリエルのフルート演奏も聴ける。タイトル曲M3では、カル・ハリス・ジュニアのアコースティック・ピアノがドラマチックな曲想にぴったり。M5は、聴いたらいかにものボールドウィンの鍵盤から始まる、これもクールなジャズ曲。そういえば、ボールドウィンの「Twenty」の快演「Cameleon 3000」では、ガブリエルのペットがフューチャーされていたのが記憶に新しい。M9は、ポール・ハードキャッスルの作品でおなじみのサックス奏者、ロック・ヘンドリックスが参加した演奏。チル・アウトなムードの曲で、かすれ気味の抑えたブローのヘンドリックスのサックスと、ガブリエルのペットやフルートの絡みがとにかくクールな曲。クールを連発してしまったけれど、ガブリエルのサックス、曲によってはフルート、はどこかメランコリーな味わいのある音色とフレーズ。前作のファンキーなビート感は無いけれど、ガブリエルのトランペットとサウンドが、ひたすらジャジーでクールな作品。

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