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2015年2月 8日 (日)

J.LaRoi 「Ear Candy」(2015)

Laroi

J・ラロイは、ニューヨークのギター奏者で、ベースや鍵盤も演奏するマルチ・プレイヤー。「West End of the Sky 」(2013)という作品がデビュー作のようで、その前作に続くこの新作は、素晴らしい作品。CDだったら2枚分だろう、全17曲のボリュームに関わらず、スムーズ・ジャズからコンテンポラリー・ジャズ、フュージョンやラテンにファンクなど、多彩な曲想と、変化に富んだアレンジの表現力、エネルギッシュなグルーヴに圧倒される。まさに、このジャケットの極彩色のペイントが、内容を表しているようだ。M1「5th House of the Sune」は、ポップでキャッチーな曲、スキャットと絡むサックスが爽やかなスムーズ・ジャズ・チューン。タイトル曲のM2「Ear Candy」は、ジャズ・ジャイアンツにオマージュした、ダイナミックなコンテンポラリー・ジャズ演奏。M5「Secrets of Paradise」は、波音や鳥の効果音も入る情景的な曲、アコースティック・ギターがメランコリック。M8「Afro’s & Bell Bottoms」は、オルガンとブラスがパワフルなビート・チューン。M10「Cardina’s Smile」はバラードで、ソプラノ・サックスとアコースティック・ギターがヒーリングなムードの曲。M11「B-More Strut」はファンクなフュージョン曲で、スキャットとギターのユニゾンがかっこいい。M13「Son Bien」は、フランス語(?)のラップから始まるアシッド・ジャズ。M16「A Rose Coloured Life」は、ピアノとソプラノが主役で、視界の広がるドラマチックな曲。多彩な17曲は、情景の浮かぶストーリーのある組曲のようでもある。詳細な演奏クレジットは分からないけれど、情報など無くても、この17曲のドラマティックな展開に、最後まで引き込まれてしまった。久々に感動を覚えた秀作。

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