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2015年3月15日 (日)

Paula Atherton 「Ear Candy」(2015)

Earcandy

サックス奏者、ポーラ・アサートンの4作目になる新作は、モーリス・ホワイトが設立した「カリンバ・ミュージック」からのリリース。カリンバ・ミュージックからは、グレッグ・マニングに次ぐスムーズ・ジャズ系アーティストの作品で、今後、カリンバ・ミュージックがスムーズ・ジャズの強力なレーベルになるだろうか、期待したい。アサートンのサックスは、比較的パワー・ブローな奏者。フルートも吹くし、歌も唄うのだけれど、いずれもファンキーなグルーヴが魅力。外見もフォトジェニックな美人だけど、サックスは、オーソドックスなジャズ・フレージングもきちんと聴かせてきくれるところは本格派。ニューヨーク出身で、10代からサックスを勉強しているというから当然かな。さて、この作品は、まず疾走感のあるギターのコード・ストロークがドゥービーブラザースを思わせるイントロで始まる、M1「Pocket Full of Funk」は、題名通りのファンキーなビート・ナンバーで、リピート間違いなしのグッとくる曲。全曲、ホーン・セクション、オルガン、タイトなリズム・セクションを配したサポート・サウンドはヴィヴィッドで、パワフルなアサートンのサックスが爽快。M2「Without You」では、フィリー・ソウル的なスウィート・メロディーを唄うボーカルを披露していてカッコイイ。他2曲でもソウルフルなボーカルを披露している。M4「Between You & Me」は、ホーン・アンサンブルを主役にしたファンク・ジャズ・ナンバーで、アサートンのジャズの力量を見せてくれる。ハモるトランペットは、おそらくシンディ・ブラッドリーかな。M6「Carnivale」は、カリビアンなラテン・チューンで、フルートを吹いている。フルートでも情熱的なフレージングを聴かせてくれる。全10曲(1曲はボーカル曲のインスト・バージョン)の作曲すべて、アサートンの自作曲か共作で、いずれもキャッチーで魅力的な楽曲。メロディー・メイカーとしての才能も素晴らしい。

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