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2015年4月26日 (日)

Blake Aaron 「Soul Stories」(2015)

Soulstory

ギタリスト、ブレーク・アーロンの4作目のソロ新作。前作「Desire」(2007)は、スムーズジャズのチャートでロングセラーになった傑作で、スムーズジャズの必聴盤と言っていい一枚だ。その後、「Encantadora」(2011)や、「Groove-O-Matic」(2013)など、シングルが出ていたけれど、やっと大望のフルアルバムの登場。全10曲中、既発表のシングル5曲を含んで、新録音5曲の内2曲がカバー(M4「Europa」とM7「Sara Smile」)で、オリジナル新作は3曲なので、ちょっと新鮮味に欠けるけれど、ポップスからコンテンポラリージャズまでバラエティに溢れる内容は完成度の高い傑作。多くのビッグアーティストのレコーディングギタリストとして、TVや映画音楽を手掛けるなど、コンテンポラリー・ミュージックの多彩な音楽性と、ウェスモンゴメリーや、サンタナに至るまで、ギター・ジャイアンツのエッセンスを吸収したギター奏者としての巧者ぶりを聴かせてくれる。アーロンは自身でDJをするラジオ番組を持っていて、スムーズジャズのアーティストが出演する内容は興味深い。アーロン自身のウェッブサイトでも紹介されているので、チェックされたし。この新作ジャケットの背景に映っているのは、実際のラジオ・ステーションなのかな。M2「Wes Side Story」は、ウェス・モンゴメリーのスタイルを踏襲したコンテンポラリー・ジャズ。アーロンのスウィングするオクターヴ奏法がクール。ジャズ・コンボの演奏で、ピアノはロブ・マリンズ。M8「Story of My Life」は、アコギ演奏で始まるメランコリックなバラード。ムーディーでリリカルなピアノは、これもロブ・マリンズ。カバー2曲、「Europa」と「Sara Smile」は、いずれもオリジナルのムードを逸脱しない正統派のカバーバージョン。サンタナと、ホール&オーツへのオマージュだろう。M10「Encantadora」は、ナジーがフルートで参加した曲。ラテン・ムードの曲調もキャッチーだし、アーロンのギターがスウィングするところが秀逸で、シングルで出ていたとはいっても、これがベスト・トラック。ストリング・アレンジは、クレイグ・シャーマット。二人は同じレコード会社(インナービジョン)ですね。

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