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2015年5月25日 (月)

Peet Project「Love」(2015)

Peet

スムーズ・ジャズ界のワン・ディレクション?いや、マルーン5かな? ピート・プロジェクトは、ハンガリーの5人組インスト(歌も歌う)バンド。バイオリン奏者兼ボーカリストのピーター(Peter Ferencz)がリーダーであり、作詞作曲もして、プロデュースもする中心人物。その他、ピアノ、サックス、にベースとドラムは双子の兄弟という5人組。過去に、「Pink Spirit」(2010)、「Turn You On」(2011)、「Overseas」(2013)の3枚をリリースして、この新作が4枚目。ヨーロッパのスムーズ・ジャズは、ダンサブルなインスト・ポップスがトレンド。この人たちは、そんなトレンドを走るユニークなバンド。この新作は、ウキウキするポップ・チューン満載の作品で、このバンドの現時点での傑作だ。M2「Jazz & Wine」は、ベスト・トラックで、キャッチーなメロディーを、コーラスだけでなく、インスト演奏でブレンドする手法のなんとポップなこと。M3「Talking About Love」も、同様にポップなコーラス・チューンだけれど、後半のバイオリン演奏が主体のインスト・アンサンブルが素晴らしい。カントリーのフィドルのような速弾きフレージングが必聴。このあたりに、インスト・バンドらしい本来のグルーヴが現れていて、表面的なポッポス路線だけでない実力が見える。アルバム全10曲、ほとんどの曲に、コーラスもしくはボーカルが入るのだけれど、M1「Drive Time」と、M8「Night Is Fallin’」は、コーラスの入らない、”純”なインスト・チューン。ポップだったりメローな曲想を、バイオリンと、サックス、バンドが固めるスムーズ・ジャズ・スタイルの演奏。もっとこの手のインスト曲を演って欲しい。バンド・メンバーはイケメンだし、ヴィジュアル的にもスター路線を狙っているのかな。

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