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2015年6月 7日 (日)

Jessy J 「My One And Only One」(2015)

Jj

ジェシーJの新作は、久しぶりに、ほとんどの曲でポール・ブラウンが関わった作品。前作「Second Chances」では、初めてポール・ブラウンが関わらない作品だったけれど、それはそれで、いい作品だったと思う。特に、ジョニー・ブリットが参加した曲が印象的で、その方向性に期待感が高まった。それで、この新作は、やっぱりポール・ブラウンか、という気はするけれど、ポールの手堅い料理で秀作になっている。先行シングルのM4「The Tango Boy」は、ジェシーとポール・ブラウンの合作曲で、タンゴ・ムードのホーン・セクションがパワフルで印象的な曲。この曲がハイライトで、その他ラテン・ムードの佳曲が並ぶ。M5「Paraiso Magico」は、スローテンポのサルサで、ジェシーのフルート演奏に注目。M6「Back to the Basics」は、マイナーなサンバだし。M8「Siempre」は、ボサノバ・ムードのオリジナル曲。定番のジェシーはボーカルが聴ける。この曲も、フルート演奏。M9「Cuba」は、ビート感のあるラテン・チューンで、ジェシーのパワフルなテナーが魅力的。かくして、アルバムはラテン・ムードの印象の作品になっているけれど、冒頭の3曲に注目。M1「Una Mas」、M2「My One and Only One」、M3「Lovesong」(アデルの曲のカバー)の連続するスローもしくはバラードな3曲は、都会的でアダルトなアレンジ。ジェシーのメローなテナーに、ぐっとくる。この3曲とも、キーボードはグレッグ・カルーカス。「My One and Only One」はベスト・トラック。グレックのアコースティック・ピアノと、ジェシーのインタープレイは必聴。バラードでも、ジェシーのサックスは情熱的過ぎず、さらっとメローな音色がいいところ。この路線で、次はぜひ「バラード集」を作って欲しいなあ。

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