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2015年8月 2日 (日)

Lebron 「New Era」(2015)

Newera

サックス奏者レブロン(レブロン・デニス)の新作。前作「Shades」(2013)はデビュー作にして、アダルトでアーバンなムードの好盤だった。新作は、さらに完成度の高まった充実した作品。メロウで、流れるように美しいサックスの音色を聴けば、この人は、いずれ、ジェラルド・アルブライトや、カーク・ウェイラム級のメジャーアーティストになるだろう予感を感じる。所属の「トリピン・アンド・リズム・レコード」の関連アーティスト、ニコラス・コール、ダーレン・ラーン、ジュリアン・バーン、リン・ラウントゥリー、ら「ファミリー」が参加している。従って、サウンドのムードは、彼らの作品と同傾向にあって、「トリピン・アンド・リズム・レコード」のこの「サウンド」が、今や、スムーズ・ジャズのメインストリームと言っていい。レブロンの前作は、ダーレン・ラーンとの共作を含めて、全曲を自身の作曲作品で固めていたけれど、この新作は、全11曲、他人の作品(ダーレン・ラーン、ニコラス・コール、デヴィッド・マンら。)を演っているのが、新機軸、つまり「New Era」かな。このあたりは、自作曲にこだわらず佳曲を並べて、サックス奏者としてパフォーマーと、サウンド・プロデュースに徹した意気込みなのか。M2「Red Hook」は、デビッド・マンの作曲作品で、ハイライト曲。メロウだけれど、センスの良い躍動感のあるメロディーが印象的で、聴いて以来しばらくハマっているヘビロテ・チューン。ブラス・セクションの品の良いバックアップが印象的。ちなみに、デビッド・マンは、80年代後半から活躍しているコンテンポラリー・ジャズのサックス奏者。彼の「Touch」(2001)は、スムーズ・ジャズ・ファンの必聴盤。M1「Shift Change」は、いかにものダーレン・ラーンのメロディー曲。少し情熱的なブロウを聴かせるレブロンのサックスと、躍動感のあるリズムが爽快。M9「Spotlight」は、ジュリアン・バーンが参加した、ビート感のあるスムーズ・ジャズ・チューンで、レブロンと、ニコラス・コール、リン・ラウントゥリー、ジュリアン・バーン、4人が組んだバンド「ジェネレーション・ネクスト」の「グルーヴ」を感じる曲。「ジェネレーション・ネクスト」は、まだシングル「Let It Ride」一枚しか出していなけれど、フル・アルバム出して欲しいなあ。

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