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2015年11月14日 (土)

Ken Navarro 「Unbreakable Heart」(2015)

Heart

ギター奏者ケン・ナヴァロの新作。いつも通り、ギターだけでなく演奏トラックはすべて彼の手によるもの。前作「Ruby Lane」も珠玉の曲が並んでいたけれど、この新作の11曲はどの曲もさらに洗練された素晴らしい曲が並ぶ。どの曲も「私的」なテーマの曲想だけれど、内省的ではなく、ポップでメランコリーなメロディーが秀逸。サウンドも、ダビングを駆使しているとはいえ、ギターのみならず、各種のインストルメンタルに奥行きがあって、ドラマチックだ。 M1「Jaco Smiled」は、ジャコ・パトリアスに捧げたという曲。浮遊感のあるフレットレス・ベースがまさにジャコ的で注目。 M2「One Night in Mumbai」は、疾走感のあるナイロン・ギターがポップで爽快な曲。 M3「Unbreakable Heart」、タイトル曲は7分を超える「大作」。複数のナイロン・ギターとエレキ・ギターのオーバーダビングを駆使したサウンドがドラマチック。 M4「Juliet」は、今年生まれた、初めての孫娘へ捧げたという曲。前作の「Ruby Lane」にも似た、優しくロマンティックなメロディーが美しい。何度でも聴いていたい、ハイライト曲。こういうハートにグッと来る曲が、ケン・ナヴァロの真骨頂。 M5「Frenchmen Street」、タイトルはニューオリンズの名所で、ニューオリンズを訪れた思い出を曲にしたという。アコースティック・ベースがファンキーなリフを刻んで、リズム・ビートのグルーヴが何ともかっこいい。ナイロンとエレキ両ギターのアドリブも聴きもの。 最後の曲、M11「Robin Fly Away」は、亡き俳優ロビン・ウィリアムズに捧げたという、バラード曲。ナヴァロのギターの紡ぐ1音1音が堪能できる。 ソロ作品としては通算22枚目になるというが、この新作は近年では、「傑作」といっていいベスト級作品。

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