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2015年12月 6日 (日)

Andy Snitzer 「American Beauty」(2015)

Americanbeauty

アンディ・スニッツァーの新作。前作「The Rhythm」(2013)より前の作品「Traveler」(2011)のようなムードを漂わせる作品。「Traveler」は、個人的には、スニッツァーの代表作だと思うので、この路線は大歓迎。いつもの共同プロデューサー、デヴィッド・マンが協力して、シンセを使ったサウンドと、アンニュイなメロディーやフレージングは、スニッツァーだとすぐ分かる。夜の都会のようなムードが情景的で、ストレートジャズも演る技巧派のサックスのフレージングが、なんといっても秀逸。ポップなスムーズジャズとは一線を画す、ハードボイルドな感じ。M7「On and On」は、物悲しいけどキャッチーなメロディーで、テナーサックスの音色がドラマチックなハイライトトラック。スニッツァーは主にテナーを吹く人だけれど、このアルバムでは、(おそらく)半数曲でアルトを吹いている。M3「She Loves Me」(トランペット奏者リック・ブラウンが客演)、M4「Next to You」、M10「Rain」で、アルトを吹いている(と思うのだけれど)。スニッツァーは骨太のブロワーのイメージがあるので、「Rain」のメロウで柔らかなアルトの音は新鮮。タイトル曲M2「American Beauty」は、まさに「Traveler」の続編のような楽曲で、後半の、ブローを効かせたアドリブを吹くところ、やっぱり、スニッツァーはこれがいいと思うなあ。

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