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2015年12月12日 (土)

Eric Essix 「Move>Trio」(2015)

Ericessixmovetrio

ギター奏者エリック・エシックスの新作は、トリオ編成によるバンド名義の作品。「ムーヴ>トリオ」と名付けたユニットは、エシックスと、ケルヴィン・ウーテン(キーボードとベース)、ジェームス・PJ・スプラッジンズ(ドラムス)、の3人。ウーテンはプロデューサーとしても、エシックスの過去作品を手がけている。また、ソウル・シンガーのアンソニー・ハミルトン、やジル・スコット、らのプロデュースもしている人。PJも、エシックスの過去作品や演奏活動に参加している人。気心が知れた3人ということで、繰り出されるサウンドは緻密だし、緊張感のあるグルーヴのライヴ感は白眉。オーソドックスなトリオにあらず、ウーテンのキーボードと時にベース、PJのドラムス、いずれも多彩な展開は、これでトリオ演奏なのかと驚く。ダビングを駆使しているとしても、終始、ソウルフルでソリッドなアンサンブルに、目も耳も覚めるに違いない。M1「Get Ready」は、テンプテーションズのヒット曲のカバー。いきなり意表をつく骨太なロックのビートに驚くが、注目の演奏。ロックなビート・アンサンブルは、M3「King of the Castle」や、M5「Sundress Sunday」でも聴ける。M7「Leave It」では、リズム&ブルースを、M9「All Blues」では、伝統的なブルース・セッション。M8「Every Breath You Take」は、お馴染みのポリスの名曲と、このトリオの縦横無尽に疾走するグルーヴはスリル感満点。一方、M2「By My Side」や、M4「Sabbath Time」の、ゆったりとしたムードのバラードに、ほっとする。エシックスのギターの流れるようなスムーズ・フレージングが美しい。やっぱりこの手のエシックスもいいなあ。

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