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2015年12月 7日 (月)

Fourplay 「Silver」(2015)

Silver

フォープレイの新作は、25周年を記念する作品。ギタリストは、今のチャック・ローブが3人目だけれど、結成以来、ボブ・ジェームス、ネイザン・イースト、ハービン・メイソン、不動のユニット。全員がバチュオーゾといってもいい個性的な巧者にもかかわらず、4人が奏でるサウンドは、まさに無比なフォープレイ・サウンド。隙の無いアンサンブルに、洗練されたグルーヴは、いつもながら、上質で、上品。 M1「Quicksilver」で聴ける、イーストのスキャットと、ローブのギターのユニゾン、これがまさにフォープレイ・サウンド。チャック・ローブが入ってからのフォープレイは、インプロビゼーションに比重を置いたコンテンポラリー・ジャズのアンサンブルが色濃い。M3「Sterling」は、一体感のあるジャズ・アンサンブルが秀逸な7分超の大作。M5「Silverdo」は、かつての2代目ギター奏者ラリー・カールトンが参加して、ローブとの掛け合いが、鳥肌ものの演奏。この二人でアルバムを作って欲しいなあ。初代ギター奏者リー・リトナーも客演したのは、M10「Windmill」で、アコースティック・ギターと、ゆったりとしたグルーブは、初期のフォープレイを思い起こせてくれる。ちなみに、「Windmill」は、リトナーの「Portrait」(1987)に入っていた曲。M6「Mine」は、ボブ・ジェームスのピアノがエレガントな、映画音楽のようで情景的な佳曲。M10「Aniversario」は、イーストのスキャットと、ダイナミックでファンキーなベース演奏が主役の演奏で、ファンとしては嬉しい曲。初めから終わりまで、贅沢で至福の音世界の秀作。結婚記念なら、25年がシルバー・ウェディング。30年は、パール(真珠)ウェディング。5年後の30周年アルバムは、「Pearl」に間違いない。

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