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2015年12月25日 (金)

2015年のベスト3+1

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今年聴いたディスクからの独断的ベスト3+1です。

① ヴィンセント・インガラ 「Coast to Coast」
② ブライアン・シンプソン 「Out of a Dream」
③ ジョナサン・フリッツエン「Fritzenized」
次点:ピーセス・オブ・ア・ドリーム「All In」
4作品は、どれも甲乙つけがたい優秀作。アダルト・コンテンポラリーで、ソフィスティケートなメロディー、R&Bテイストなビート、インストルメントの魅惑的なアドリブ・フレージング、アンサンブルのグルーヴ。何と言っても、いずれの作品も、ポップなアレンジメントで、聴いていてワクワクするし、まさに、スムーズ・ジャズの王道スタイルと言っていい「名作」の4枚。
インガラの作品は、ヴィヴィッドな彼のサックスが際立ったところはもちろん、ギター、ピアノ、ブラスセクション、など多彩なサウンド・アレンジメントが素晴らしい。ボーカル曲「Baby I’m Hooked」は、ヒット・チャートを上がってもおかしくないグッとくるポップ・チューンなんだから。インガラの才能に驚嘆する力作。
シンプソンの作品も、非の打ち所がない秀作。流れるような、シンプソンのピアノ・フレージングが、随所で聴けて嬉しい。「San Lorenzo」での、フェンダーの軽快で染みる音色なんて、拍手もの。フリッツエンの作品は、「色気」のあるピアノ・サウンドが最高に魅力的な秀作。「Sailing Away」は、コーラスを絡めて、艶のあるピアノの色っぽいこと。
ピーセス・オブ・ア・ドリームは、長いキャリアの熟練サウンドに、新人サックス奏者が加わって新鮮な作品になった。ソフィスティケートなビートとメロディーは、クワイエット・ストームを継承する、このユニットの完成形。さらに新作が聴けることを期待したいユニット。
今年は、その他、ボニー・ジェイムスサックス・パックマリオン・メドウズケン・ナヴァロウォルター・ビーズリーなど、お馴染みのアーティストの作品はいずれも、グッときた作品。ブラインアン・カルバートソンや、カーク・ウェイラムのライブ盤も「力作」だった。
いずれも色褪せないエバーグリーンな作品が多かったのに、グラミーに一枚も選ばれないなんて。このスムーズ・ジャズを聴いてみやがれ!ってんだ。
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さて、下記は、共同企画として毎年の恒例になった「Sound of The Breeze」のマスター「洋楽のソムリエ」さんによる、ベスト3+1です。(注:リンクは、当サイトのレヴューです。)

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2015年ベスト・スムーズ・ジャズ・アルバム

1位 『brazilian nights』Kenny G

ケニーGによるボサノヴァ集。ジャズの作品としてかなり知られ

ているものもあり、頑迷固陋(がんめいころう) なドジャズ・ファ

ンから一言ありそうなアルバムではある。しかし、それがどうした!

ソプラノ・サックスは元より、彼がテナー、アルトでも”ケニーG”

であり、変わらず聴く者を恍惚とさせてくれることを証明する一枚

である。2015 年、最高のボサノヴァ・アルバムが誕生した。

2位 『wallflower』Diana Krall

“ ポピュラー音楽ファンに聴いて欲しいスムーズ・ジャズ” があると

すれば、まさにこの作品だ。デイヴィッド・フォスターの編曲にも、

しびれる。ポップス・ファンなら誰でも知っている曲を唄うというの

は、恐らく勇気の要ること。それをここまで唄いこなすクラールの

技量には、正直驚いた。失礼しました、あなたの巧さにも脱帽です。

3位 『Coast To Coast』Vincent Ingala

彼が演奏する主要な楽器はサックスだ。しかし、ギターやその他の

楽器の腕の確かさには舌を巻く。ドラムは、ラスベガスの「”エルビス・

プレスリー”ショー」で叩いていたというのだから、それこそ”本物”。

アルバムのタイトル曲は、この夏Billboard のスムーズ・ジャズ・チャ

―トでも1位を獲得。また、筆者が選ぶ「2015年のベスト・ダンス・ソング」

でも第10位だった。

次点 『Out Of Dream』Brian Simpson

洗練されたスムーズ・ジャズ・ピアノのアルバム制作では、もうトップ・

クラスの実力者だ。ゲストも豪華なだけではなく、彼らを自家薬籠中の物

として”使いこなしている” のが凄いし、またシタタカである。今後暫くは、

第1級の傑作アルバムをリリースし続けそう。今最も脂が乗っているアーテ

ィストだけに、バンドのリーダーとして来日公演を果たして欲しいもの。

その他の「推奨盤」

昨年、復活のノロシを上げたケン・ナバロの『Unbreakable Heart』は、全盛期を彷彿とさせるデキで、彼を知らない人は、これから聴き始めてもいいだろう。

今年は、”インコグニート” の当たり年だ。もっとも、インコグニートそのものの作品ということではなくブルーイの『Life Between The Notes』とメイサ(リーク) の『Back 2 Love』のこと。スムーズ・ジャズにダンス曲を求める人には、特にお薦めしたい。

独特のグルーヴを持つU-Nam のリリースが無かったことを嘆くあなたにはGroove Ltd. の『First Class』を是非! 女性サックス奏者、シャノン・ケネディとのコラボ作品は、実質ユー・ナム作品だ。

マーカス・ミラーの『Afrodeezia 』は、今年の拾い物のひとつ。「アランフェス協奏曲や「Papa Was A Rolling Stone 」など、それぞれに味があって心地よい。

ボニー・ジェームスの『Futuresoul』も挙げておきたい。理由は、今年のベスト・セラー・アルバムだから。これは、決して皮肉にはあらず。売れるのには理由があるのだ。筆者は、ベスト・セラー作品は努めて買うことにしている。少なくとも、「今を知るため」には必要だからだ。

最後に、珍しく日本制作のものをお薦めしたい。ミカ・サンバ・ジャズ・トリオの『バランス・ゾナ・スル』だ。日本人ピアニスト、Mika によるブラジル録音作品で、スリリングなライヴ感がたまらない。マルコス・ヴァーリも参加している。

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お互いブラインドでセレクトしましたが、ヴィンセント・インガラと、ブライアン・シンプソンが、ダブりました。この2枚は、文句なし、今年のベスト盤でしょう。

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  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
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2015 Top Recommend (click)

  • Bob Boldwin「MelloWonder」
  • Brian Simpson 「Out of a Dream」
  • Jonathan Fritzen 「Fritzenized」

2014 Top Recommend (click )

  • Greg Manning 「Dance With You」
  • Rick Braun 「Can You Feel It」
  • Michael Lington 「Soul Appeal」
  • Ed Barker 「Simple Truth」

2013 Top Recommend (click)

  • Jeff Golub 「Train Keeps a Rolling」
  • Oli Silk 「Razor Sharp Brit」
  • Patrick Yandall 「Soul Grind」
  • Boney James 「The Beat」

2012 Top Recommend (click)

  • Euge Groove 「House of Groove」
  • Paul Brown 「The Funky Joint」
  • Chris Standring 「Electric Wonderland」
  • Vincent Ingala 「Can't Stop Now」
  • Phil Denny 「Crossover」