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2016年1月 3日 (日)

Carl Stanley 「Dreamers」(2015)

UKのサックス奏者カール・スタンレーの新作。EPと名付けられていて、8曲30分ばかりのミニ・アルバム。とは言っても、佳作な演奏作品が並んでいる秀作。

前作「A Beautiful Thing」もそうだったように、スウィートソウルなムードの音作りと、彼のナチュラル・ブロウが終始クールでかっこいい。3曲のカバー曲はいずれも80年後半のスウィートソウル系のセレクションで、このあたりに彼のテイストが現れていて、興味深い。

M4「Cherish」は、クール&ザ・ギャング(1985)。M6「Sweet Freedom」は、マイケル・マクドナルド(1986)。M8「No Rhyme No Reason」は、ジョージ・デュークの「Snapshot」(1993)に入っている名曲。白眉は「No Rhyme No Reason」で、スタンレーのバラードプレイと、客演のブライアン・シンプソンのピアノ、両者のアコースティックな音のフレージングがクールな演奏。

オリジナル曲のM2「Precious Memories」や、M5「Indigo Sky」は、ミッドテンポのリズムに、歌い上げるようなスタンレーのサックスが心地いい。M1「Dreamers」と、M7「Romance」は、両曲とも1分ばかりとはいえ、美メロの小品。次のフル・アルバムへの「予告編」なのか、期待が膨らみ、ちょっと消化不良。フル・バージョンで聴かせて欲しい。

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