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2016年2月の記事

2016年2月21日 (日)

Jarez 「In Too Deep」(2016)

Jarezintoodeep

ジャレスの近作は、「To the Top」(2008)、「On Top of the World」(2013)、とタイトルに「Top」が続いて、この新作には「Deep」と名付けられたところに、何か思い入れの違いがあるのかな。ジャレスといえば、クーリオとの共演を引き合いに出されるように、ヒップホップな曲想や、前作「Sexy Saxy」での官能的なバラードが、特徴と言える。この新作は、そう言ったムードは薄れて、比較的に明るい曲想が並んでいて、好感度が持てる作品。M1「Sounds Good to Me」は、ハイライトなポップ曲で、ジャレスのイメージらしく無い、と言ったら怒られるかな、健康的で優等生的な、ビート・チューン。M3「A New Day」も、ミディアム・バラードだけれど、キャッチーで明るい曲想。この当たりが新機軸。M4「All I Need」も、伸びやかなサックスの音色が爽快。M5「Can’t Get Enough」でも、ジェントルなサックスと、ピアノやギターのアンサンブルに、上品さが伝わって、これもジャレスの従来路線との違いを感じる曲。M2「In Too Deep」は、ヒップなメロディーに、チルアウト・ムードな曲。これは、ジャレスの定番かな。

2016年2月14日 (日)

Jazz Funk Soul 「More Serious Business」(2016)

Jfs

ジェフ・ローバー、チャック・ローブ、エヴァレット・ハープ、3人のスーパー・ユニット、「ジャズ・ファンク・ソウル(JFS)」の、新作。前作はセッションで終わるかなと思いきや、2作目が出たのは嬉しい。ジェフ・ローバーは、ベース奏者ジミー・ハスリップとのユニット、「ジェフ・ローバー・フュージョン(JLF)」の近年作品で聴かせてくれる、グルーヴたるや、白眉で極上の域だ。その他のアーティストの、ローバーのプロデュース作品や、ゲスト参加した作品でも、フェンダーの演奏やリズムアレンジは、聴いただけでもう「ローバー節」と分かる。このJFSでも、ローバー節は当然だけれど、ローブとハープとのコラボが魅力だ。JLFの作品では、サックスはエリック・マリエンサルやボブ・ミンツアー、ギターはポール・ジャクソン・ジュニア、といったところが常連だったので、ローブとハープとの共演自体が新鮮。この新作でも、ローバーの作曲作品、M1「Our Thing」、M5「Gamblin’」、や、ローブとの共作M10「Crusher」では、ホーンセクションはJLFでおなじみのデヴィッド・マンなので、JLFの「続編」の様相ではある。このユニットの特色というか、違いを顕著にしているのは、ハープの存在。ハープの作曲作品、M3「Tuesday Swings」はハイライト作品で、「ポップ」なところに注目。ハープのサックスと、ローブのギターがユニゾンする主題が魅力的だし、抜けのいいサックスに、オクターヴ奏法でスウィングするギター、ローバーのエレピが爽快に飛び交うインタープレイは聴きもの。M6「Timmerdorfer By the Sea」も、ハープの作曲作品で、ラテンムードのポップな曲。ローブも曲調に合わせて、ナイロン弦を弾いている。3人名義の共同作品は1曲、M8「The Love」。この曲もポップな楽曲。ローブがメンバーである「フォープレイ」のような、メロー・ムードの曲。ローバーもアコピを弾いているので、なおさらにそう感じる。ハープのサックスは、この曲でもクリアで爽快な音色が美しい。M4「Fall Departs」は、フォープレイのベース奏者ネーザン・イーストが参加した作品。作曲も、ローバー、ローブとイーストの共作。イーストのベース演奏も存在感があるし、ローバーのアコースティックピアノと、全員のインタープレイが素晴らしい演奏。前作「Jazz Funk Soul」同様、飾り気のない3人のポートレートが微笑ましい。写真の並び順と、それぞれの名前の表記順が、変わったのは、なぜかな。

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  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
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