« Jeff Lorber Fusion 「Step It Up」(2015) | トップページ | The JT Project 「Moments of Change」(2016) »

2016年3月21日 (月)

Jef Kearns 「The Flute」(2016)

Jefkearns

フルートという楽器は、ソフトなトーンが魅力だが、サックスのメジャーなポジションに比べると、残念ながら分が悪い。とは言え、ジャズの伝統的には、フルートの著名奏者は、意外と多い。ハービー・マンはもちろん、ヒューバート・ロウズ、ボビー・ハンフリー、デイブ・バレンタイン、ケント・ジョーダンなど、フュージョン時代にも活躍したアーティストは多いのだ。最近のスムーズジャズでは、キム・スコット、アルシア・ルネ、レーガン・ホワイトサイド、などいずれも女性フルート奏者が多い。男もいるぞ、というわけで、このトロントのフルート奏者ジェフ・カーンズ。ジェフの特徴は、ヒップホップを洗練させたソウル・ミュージックでフルートを演るところ。「ザ・フルート」と名付けられた、この新作は、既発表の作品の新ミックスを含む5曲入りのミニ・アルバム。新曲は「Hazy」の1曲で、インスト・バージョン(M1)と、歌入りバージョン(M5)が入っている。「Hazy」は、クールなフレージングが美しいフルートの音色と、重量感のあるリズムビートが印象的な、アーバン・ソウルな佳曲。ミディアム・テンポだけれど、この洗練されたムードが心地いい。キャッチーなフック・メロディーが印象的なM2「Harricane」、ジャズをヒップに解釈したM3「Soulfisticated」、バラードのM4「Lavender」と、いずれも既発表の作品の新ミックスなどの再録だが、クールなソウル・ムードは一貫性があって変わらない。秀逸な5曲だけれど、ちょっと満足できない。フル・アルバムの登場を期待したい。

« Jeff Lorber Fusion 「Step It Up」(2015) | トップページ | The JT Project 「Moments of Change」(2016) »

フルート」カテゴリの記事

About This Blog

  • スムーズジャズは、最高のコンテンポラリーミュージック。ググっとくるアーティストのバイブレーションを、リアルタイムで聴きたい。独断で選んだスムース系の新譜を紹介します。Since 2011。UGASAI
2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

2015 Top Recommend (click)

  • Bob Boldwin「MelloWonder」
  • Brian Simpson 「Out of a Dream」
  • Jonathan Fritzen 「Fritzenized」

2014 Top Recommend (click )

  • Greg Manning 「Dance With You」
  • Rick Braun 「Can You Feel It」
  • Michael Lington 「Soul Appeal」
  • Ed Barker 「Simple Truth」

2013 Top Recommend (click)

  • Jeff Golub 「Train Keeps a Rolling」
  • Oli Silk 「Razor Sharp Brit」
  • Patrick Yandall 「Soul Grind」
  • Boney James 「The Beat」

2012 Top Recommend (click)

  • Euge Groove 「House of Groove」
  • Paul Brown 「The Funky Joint」
  • Chris Standring 「Electric Wonderland」
  • Vincent Ingala 「Can't Stop Now」
  • Phil Denny 「Crossover」