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2016年5月 8日 (日)

BWB 「BWB」(2016)

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リック・ブラウン(トランペット)、カーク・ウェイラム(サックス)、ノーマン・ブラウン(ギター)、3人によるユニットBWBの3作目となる強力な新作。2002年にデビュー作「Groovin」を出して、フルアルバムの2作目「Human Nature」はなんと10年後の2013年リリースだった。「Groovin」も、「Human Nature」もカバー演奏中心の作品だったけれど、この新作はなんと10曲すべて、オリジナル作品というから、待ち焦がれたファンは狂喜せずにいられない。7曲が3人の共作で、残り3曲はそれぞれが各1曲を作曲。過去のカバー演奏も良かったけれど、楽曲としても佳曲揃いのオリジナル曲を並べたこの新作こそ真骨頂。3人の生み出すグルーヴは、パワービートにあらず、リラックスムードに溢れていて、いやはや何ともカッコいい。そして今作の特色は、3人がコーラスを担当していて、そのコーラスを配した曲が新機軸。M2「Bust a Move」や、M6「Lemonade」、M8「Hey Baby」、M10「Turn Up」は、いずれも、そのコーラスが聴ける曲で、コーラスの効果もあってどれもポップな佳曲。3人のコーラスは、ハモるようなテクニックもなく、荒削りだけれどリラックスしたムードが伝わる、ピュアでハートフルな魅力に溢れている。もちろん、演奏に徹した曲も当然に聴き逃せない。M1「Triple Dare」は、3人のソロとインタープレイが光るスムーズジャズ・チューン。M7「Memphis Steppin’」は、オールドスクール的なソウル・メロディがキャッチーな曲で、ブラスセクションをバックに、3人のチェイスするような交差するアドリブは鳥肌もの。M3「BWB」はレゲエのリズムを、M4「Bolly Bop」ではインド風のメロディーを織り込んだ曲、というように曲ごとにアレンジやサウンドデザインも彩色豊かで素晴らしい。次の作品もオリジナルで作ってほしいけど、何年後だろう。

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