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2016年8月14日 (日)

Oli Silk 「Where I Left Off」(2016)

オリ・シルクの「Razor Sharp Brit」に続く新作は、曲ごとに異なるゲスト・プレイヤーを迎えた、「アンド・フレンズ」企画のような内容。ゲスト陣はスムーズ・ジャズのトップ・プレイヤーで、曲も良し、演奏良しのベスト級の秀作。

M1「Ohh Baby!」は、トランペット奏者のリック・ブラウンが参加した、クールでファンキーな曲。M2「Take Me Away」は、爽やか系メロディーに、ピーター・ホワイトが参加してさらに爽快な演奏。

インコグニートダウン・トゥ・ザ・ボーンでもボーカルを務めた女性ボーカリストのキャティ・レオーネが参加したのは、M4「Burning up the Carnival」と、M10「Music Without the Sound」の2曲。「Burning up the Carnival」は、ご存知ジョー・サンプルの名曲のカバー。オリジナルではフローラ・プリムが歌った曲。レオーネの歌もいいけれど、シルクのピアノがフレッシュなフレージングで、あのジョー・サンプルにアプローチしているのが聴きもの。

M5「Seasons Change」は、明るい曲想のバラードで、サックスはスティーブ・コール。M7「Catch My Breath」の疾走感を盛り上げるサックスはフィル・デニー。M9「Rest Assured」の、しっとりしたフルートはアルシア・ルネ。かつてシンプリー・レッドのギター奏者だったマーク・ハイメスが参加したのはM11「Take Some Time Out」。どの曲もオリ・シルクの、小気味のいいピアノが堪能できるけれど、M2「Where I Left Off」、この曲だけはゲスト無しで、シルクのピアノが「主役」のベスト・トラック。

オリ・シルクは、ソロ作品がこの新作で5作目。2006年にメジャーデビューする前は、「Sugar and Silk」という二人組みのユニットで、2枚の作品を残している。そのユニットで、ベースを担当していたダニー・シュガーは、今はグラフィック・デザイナーになっていて、このシルクの作品のアート・ワークを手がけている。トリビア情報でした。

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