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2016年8月 3日 (水)

Rock Hendricks 「Can't Let Go」(2016)

Rockh

ポール・ハードキャッスルの最近作品、「Hardcastle 6」(2011)、「同7」(2013)、「Jazzmasters 7」(2014)で、ほぼ30曲に及ぶトラックでフューチャーされているサックス奏者は、ロック・ヘンドリックス。ハードキャッスルお気に入りのサックス奏者というわけで、そのサックスは、ハードキャッスル特有のエレクトロな音世界にあって、時にまったりとして、時にファンキーであったり、エコーの効いた浮遊するフレージングがなんとも特徴的な音色だ。そのロック・ヘンドリックスの初のソロ作品。全12曲、たっぷりとヘンドリックスのサックス・フレージングが堪能できる傑作。M1「Can’t Let Go」は、上質なポップ・チューン。この曲で、この人の魅力が伝わるヘビロテ必須のリード・トラック。M3「Mr.Marcus」や、これもキャッチーなM7「Bumpin」では、ハードキャッスルを思わせるエレクトロ・ファンクというような曲調でも、熱っぽく奏でるサックスに魅了される。ソプラノを吹いているM6「God’s Nature」や、M8「In the Morning」、鳥のSEも入るM10「The Island」などは、自然讃歌のようなヒーリング・ムードの曲。ヘンドリックスは、長年ハワイに住んでいるというから、こんな曲想も生まれるのだろう。バラード曲M2「Smooth Ride」は、ピアノとのユニゾンで始まる「ハスキー」な音色のサックスに、耳を奪われる。アコースティックなサウンドも、アルバムの他曲とは違って新鮮な演奏。今年のベスト級作品の一枚。ちなみに、ポール・ハードキャッスルの息子である、サックス奏者ポール・ハードキャッスル・ジュニアも、ソロ作品を製作中とか。こちらも、期待したい。

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