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2016年10月 2日 (日)

Kim Scott 「Southern Heat」(2016)

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フルート奏者キム・スコットの3作目となる新作は、マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」のカバーで始まる。MJの楽曲は、スムーズジャズのアーティストが多く取り上げるけれど、このスコットのフルートが主役の演奏は、ガツンと来る素晴らしい秀作バージョン。M2「Fantastic Voyage」も、ファンク・バンド、レイクサイドのヒット曲(1980)のカバーで、ボーカリストとしてのスコットの歌声がキュート。M4「It’s Your Time」でも、ボーカリストとしても只者でないところを披露している。曲は、キャッチーなAORソングで、ヘビーローテーションしたい佳曲。M3「Sizzle」は、トランペット奏者リン・ラウントゥリーとの共作で、ラウントゥリーも客演している、スムーズジャズなインスト曲。縦横無尽に飛び回るフレージングが躍動的なフルートが感動的。M5「Foregiveness」はバラード曲で、フルートのフレーズが優しい、ヒーリング・チューン。M6「Two Become One」は、ディープなソウル・ムードのインスト曲で、ベースとフルートのフレージングの応酬が、かっこいい。こんな濃いいソウルをフルートで聴かせるところが真骨頂かな。M9「Goove with Me」は、ラップが絡む、ヒップホップ。こんなスタイルでもフルートはバッチリ決まっている。バラエティに富む曲や洗練されたアレンジ、フルートだけでなくボーカルもフレッシュで、なかなかのイチオシ作品。

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