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2016年11月 6日 (日)

Euge Groove 「Still Euge」(2016)

Stilleuge

ユージ・グルーヴの近年作品では、「House of Groove」(2012)にしても、「Got 2 Be Groovin’」(2014)でも、ダンサブルなビート・チューンが魅力的だった。この新作は、そういったビート・チューンはほとんど無くて、ミディアムやスロウ・テンポの曲が並んだ、落ち着いたムードが全体像を占める作品。ソプラノ・サックスは3曲、M1「Twelfth Night」、M3「Coffee and a Kiss」、M8「Push It Forward」。やっぱり、この人のソプラノは極上で、リリカルな音色にうっとりしてしまう。「Twelfth Night」は、イントロからして、グルーヴ節を感じるベスト・チューン。テナーを吹く曲では、M9「Love, Passion and Joy」の明るいテーマ・メロディーのバラードが素晴らしい。静かなブラス・セクションのバックに歌い上げるような、グルーヴのテナーがドラマチック。ギター奏者ピーター・ホワイトが参加したM4「Another Perfect Moment」は、スウィート・ソウルなバラード。トーチ・ソング風のメロディーと、テナーの艶っぽいフレージングと、絡むホワイトのギーターが、なんとも切ないムードの曲。ボーカル曲は2曲。M5「Much Love」は、ソウル歌手ラザン・パターソンが歌う、シブいソウル・チューン。M10「Flower」は、ジャズ/ソウル歌手のオリータ・アダムスが歌う曲。どこか、バカラック曲を歌うディオンヌ・ワーウィックを想わせるアダルトな佳曲。個人的には、グルーヴならグルーヴィーなビート曲が好みだけれど、艶っぽい音色が堪能できるこの作品も、聴くたびに魅力を増す佳作。ファンならフェバリット・ディスク当確でしょう。

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