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2016年11月19日 (土)

Roman Street 「Bohemia」(2016)

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「ローマン・ストリート」は、ノアとジョシュ・トンプソンの兄弟によるギター・デュオ。2009年のデビュー以来、フル・アルバムを3枚、クリスマス企画アルバム1枚をリリースしている。彼らのスタイルは、フラメンコ、ルンバ、など伝統的なラテン系からジプシー・スウィングなどのラテン・ジャズを、ギター・デュエットで奏でる。この新作でも、そのスタイルを踏襲した曲が並んでいる。M4「Bohemia」は、バイオリンが絡むマイナーでクラシカルと言っていいフラメンコ。M5「Island Time」は、ジプシー・キングスを彷彿とする、コーラス絡みのリズミカルなルンバ。M8「Minor Swing」は、ジャンゴ・ラインハルトの名曲カバー。スピードアップして行くアンサンブルが聴きどころ。M9「Besame Mucho」もご存知の名曲カバー。そういった伝統的な曲の中で、光っているのが、M6「Mr.Morris」で、サックス奏者ヴィンセント・インガラがゲスト参加した曲。コンテンポラリーなメロディーは、ラテン系の曲群とは違って都会的なムードで、この新作での新境地と言っていい演奏。M2「Cortado」も、ラテンのムードをコンテンポラリーに料理した彼らのオリジナリティを感じるハイライトな演奏。M1「Cinco」は、パワフルなギターの合奏が情熱的なキャッチーな曲。M3「Adria」は、ジプシー・キングスの名曲「Inspiration」(鬼平犯科帳のアレです)を思わせる、エキゾチックなメロディのラテン・バラード。ルックスは見た通りの青年2人が、伝統的なラテン系のギター音楽をやるところがなんとも新鮮。超技巧派ではないけれど、アンサンブルのムードが特色。このデュオには「お手本」があって、スイスの「Tonic Strings」、同様にアコースティックギターのデュオ。彼らの米国ツアーの時に魅了されて音楽活動を始めたという。スイスで本人たちから手ほどきも受けたという。「Tonic Strings」は、超技巧派のギター・デュオで、ラテンやヌマーシュのスタイルは、まさにローマン・ストリートの教科書的。いつか、2組のコラボ作品を作って欲しいなあ。

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